目次
訳者序文
第2版への序文
初版への序文
第1章 関係性セラピーの基盤
哲学と心理学における間主観性への転換:関係の中の存在
社会的神経科学:関係と脳
発達心理学:関わりを求める生来の願望と能力
心理療法の研究
関係性セラピーの発展
次章のテーマは?
第2章 心理的苦悩:関係性の観点から
繋がりへの欲求
幸福
孤独
うつ
不安
精神病
対人関係の葛藤
身体的健康
隔絶の進行
自己に対する深い関係性
考察
第3章 セラピーにおける深い関係性Relational depthとはどういうものか? なぜ癒しになるのか?
一つの「条件」
真実性
共感
積極的承認(Affirmation)
プレゼンス
クライエントのオープンネス
コ・プレゼンス
言葉のない出会い
相互性
深い関係性relational depthの出会いの治療的意義
第4章 持続する深い関係性:「部分partにまで触れることで……」
持続的な関係として体験される深い関係性
治療的な文脈
表面的レベルでの人との関わり
実存的な問いのレベルでの関わり
変移と心的外傷の実存的な影響
第5章 Dominicとのセラピー:酔いどれは彼の半分
Dominic
パートA(第3セッション開始)
パートB(第3セッション後半)
パートC(第4セッション)
パートD(第4セッション後半)
考察
第6章 心的外傷を負ったクライエントRickからセラピーをする権利をもらうまで
Rickとの確かな関係を結ぶまでのあがき
最初の出会い
出会いと侵入
クライエントから反応がもらえなくても、何とか自分を支える
話したことを話す
本が飛んできた
Rickが泣いた日
第25セッション
Daveが泣いた日
第27セッション
始まりの終わりか? それとも終わりの始まりか?
第7章 深い関係性の出会いを促す
クライエントの表現を促すこと
セラピストの感受を促すこと
セラピストの表現を促すこと
クライエントの感受を促すこと
まとめ
第8章 セラピストの成長課題
自分の存在の感覚に気づく
自己受容の成長
成長課題への取り組みを深める環境
第9章 革命に向けて
文献
索引
本書を読んで考えたこと 村山正治