【介護にならない最強マニュアル】認知症と脳卒中は、介護医療の対象となる病気の1位と2位を占めています。健康長寿には、この2つの病気をいかに予防するかが鍵を握っています。実は、認知症と脳卒中の危険因子はほとんど同じであり、これらの危険因子の多くは血管病の危険因子です。つまり、血管病の危険因子を是正すれば、脳卒中のみならず認知症も同時に予防できるのです。認知症と脳卒中は何もないところから突然発症することはありません。発症するまでには長い道のりがあります。高齢になるほど発症しやすい認知症と脳卒中の予防には、若年期から中年期にかけて危険因子の管理が必要です。また、最近は認知症と脳卒中の若年化が問題となっており、認知症と脳卒中の予防は、すべての年代に共通の課題です。本書は幅広い年齢層の方々にお伝えするために巷にあふれる風評を排除し、科学的根拠に基づいた内容を厳選し、わかりやすくお伝えしています。