幼馴染でアルファのクラウスと、すったもんだの末結ばれたオメガのエルフィー。
甘く愛される夫夫生活を送っていたものの、どこか満たされない思いがあった。
それは、自分の双子の弟、ニコラのこと。
ニコラが幸せになっていなければ、自分も幸せになってはいけないのではないか。
そう思っていたエルフィーのもとに一通の手紙がやってくる。
それは望んでいたニコラからのものだった。
そして時同じくして、シャオレンという遠い国から訪れた王子、
オウジュンがエルフィーに興味を示す。
かつてクラウスとエルフィーを結び付けたヒバリは、そのシャオレンで
創り出されたものだったのだ。
高い能力を見出され、エルフィーはシャオレン国に行くことになるが、
なんとその護衛としてクラウスも同行すると決めて!?
兄弟の絆、夫夫の愛が手繰り寄せる物語の結末は――