寝ても疲れが取れない。かといって、ゆっくり休む時間もない。
40代以上に立ちふさがる「体力の壁」。
不調や体力の低下を感じると、運動習慣がなかった人も、忙しいなか、
ウォーキング、ランニング、筋トレなどなぜかいきなり身体を鍛え始める。
それは圧倒的に正しい。でも、ちょっと待ってほしい。
疲れているのに運動から始めたら、余計に疲れないだろうか?
実は、年とともに「トレーニングの優先順位」を変える必要がある。
30代までは鍛えるトレーニング中心でも、
40代からは整えるトレーニング(コンディショニング)を中心に。
なぜなら、40代以上は鍛えることにリソースをつぎ込むより、
「省エネ性」と「回復力」を高めたほうが、タイパもコスパも良いからだ。
そのために必要なのが、「脱力トレーニング」だ。
脱力とは、最小限の力で最大限のパフォーマンスを発揮するために、力の抜き入れを自在に行なうこと。
これにより、短時間の休息で疲れを取り、軽やかで持久力のある身体になる。
では、どうすればいいのか?
本書では、阪神タイガースの才木浩人選手を筆頭に、
トップアスリートを指導するスポーツトレーナーの中野崇氏が、
一流が実践するメソッドを応用した脱力トレーニングを紹介。
「体力=容量×省エネ×回復力」という公式をベースに
ロジカルに、効率よく疲れない体をつくる方法を解説する。
目指すは、究極の自然体。
力まず、身体の省エネ性&回復力を高め、動ける体になろう!