――私にも、できるかも!?
ホンジュラスで柔道、広島で大縄跳び。
東京で書類づくり、バングラデシュで堤防づくり。
JICA(国際協力機構)若手職員が語る、人と協力する仕事のリアル。
「国際協力」というと難しそうですが、JICA(国際協力機構)で働く先輩たちの日々の仕事は、目の前にいる人と話し、理解し、ときにトラブルを乗り越えて、協力しあえる関係をつくりだすこと。
あなたも国際協力の仕事を体感してみませんか?
「本書は、JICAで働く若手の職員を語り手に、「人と協力すること」を主眼とした国際協力の仕事の実像を紹介していきます。この本で扱う国際協力は、どこかのスーパーヒーローの物語ではありません。描かれるのは、ひとりの人間が、等身大の自分で感じ、考え、行動したことによって紡がれる「つながり」の物語です。協力の現場一つひとつに、相手がいて、理解もあればトラブルもあります。それぞれの職員には、個性や想い、小さな一歩や工夫の積み重ねがあり、困難や葛藤、粘り強く地道な試行錯誤の軌跡があります。これら「つながり」の物語が、「横の糸」と「縦の糸」を編み、いつかの、だれかの世界を、あたたかく織り成すことでしょう。」(本文より)