今これを読んでいるあなたがメガネを掛けていたり、コンタクトレンズを使っていたら?
メガネやコンタクトレンズも医療で使われている材料でできています。
ものがはっきり見えないことを矯正して、命をまもることにつながる材料と考えることができます。
では、もし、血管がなんらかの原因で弱くなってしまい破れてしまったら?
いまでは人工血管で置き換えることができます。
このときの人工血管は、私たちが着ているYシャツと同じ素材だったり、フライパンや鍋のテフロンといった身近な材料でできているのです。
この本では、命をまもる材料には、どのようなものが使われ、どのような特徴があるかをわかりやすく話します。
さらに、これから医療の場で使われる新しい材料、ナノ粒子、金ナノ粒子、iPS細胞などについても紹介していきます。