医大生・張田雅之は、バイト先のオーナーの招きで、友人の張田一と共にとある島を訪れる。オーナーの父親が所有するその島には、観光ホテルから転じた別荘があり、そこで毎年ゆっくりと過ごすのが彼らの冬休みの習慣だった。張田や久郷らの歓迎会を終えた翌朝、なんと館の主と客の一人が殺害されてしまう。余命幾ばくもない主は寒空の中、殺害後に島の池に沈められていた。事件の真相を探るために、張田は医学の知識を活かし、集まった皆にある提案を申し出る……。『そして誰もいなくなるのか』でセンセーショナルなデビューを飾った著者による、第二長編。