故郷から奪われた御神刀とさらわれた親友を追い、
精霊を視る力をもつ若者は都へ
二代将軍頼家の時代の鎌倉を舞台にした
華麗なファンタジイ絵巻
精霊の恵み豊かな地遠谷に生まれ、薬の行商で各地をまわる真人は、祭りのために帰郷した。だが祭りを目前にしたその日、村を正体不明の武士の集団が襲った。彼らは村人を殺し神域を穢し、神社からご神刀を奪い、真人の大切な友、颯も連れ去ってしまった。友を救うべく、真人は刀に引き寄せられてきたという流れ神と共に、武士たちが向かったとおぼしき鎌倉を目指す。二代将軍頼家の時代の鎌倉を舞台にした、華麗なファンタジイ絵巻。