まーくんはこの頃、反対のことばかりいいます。おふろでおとうさんが「あったかいねえ」と言うと「あったかくない」。お母さんが「ねんねしよう」と言うと「ねんねしない」。「じゃ、おきてましょ」と言うと「ねんねする」とふとんに入ります。
寝てしまったまーくんですが、夢の中でおばけに出会います。夢の中でも反対のことを言うまーくん。
「こわいか こわいか」本当はこわいのに、おばけにそう聞かれると「こわくない こわくない」
おどろいたおばけは、こわがらせようと、もっとこわい姿になってまーくんに迫りますが……。
主人公のまーくんはなんでも反対のことばかり。子どもたちに読むと、心当たりがあるからか、くすくすと笑いが広がります。「こわくない」と言われ、必死でこわがらせようとするおばけが愛嬌たっぷり。ユーモアあふれる楽しいロングセラー絵本。