序章(鄭浩瀾)
第一部 婚姻、性と権力
第1章 革命とジェンダー関係:1949-1953年――江西省の離婚事例を通して(鄭浩瀾)
第2章 中華人民共和国婚姻法と革命軍人の婚姻問題(丸田孝志)
第3章 人民公社期の農村における婚姻関係の変容(李秉奎/金牧功大訳)
第4章 人民公社期の村落における両性関係――浙江省海寧市聯民村を事例として(張楽天/手代木さづき訳)
第二部 革命の論理と家族の絆
第5章 夫婦の感情と結婚生活――家族間の手紙に基づく分析(魏瀾/御器谷裕樹訳)
第6章 ある小資産階級家庭の生存戦略と親子関係:1965-1972(黄彦杰/比護遥訳)
第三部 社会生活の空間における親密性と革命
第7章 若き女性同志たちの悩み――毛沢東時代に日記を書くこと書かないこと(泉谷陽子)
第8章 政治と娯楽――建国初期の都市社会におけるダンスの興隆(大濱慶子)
第9章 「おばあさん保母」からみる村落内部の託児活動――大躍進前後、黒竜江省の事例(横山政子)
第10章 「共餐」をめぐる革命と私的人間関係――1960年河北省の資料から(小嶋華津子)
あとがき(鄭浩瀾)