人は、さまざまな「よくないこと」を予期して不安になる。▼人が自分の悪口を言っているのではないか。▼新しい仕事が自分にできるだろうか。▼自分は、上司に嫌われているのではないか。▼仕事に失敗して、人の信用を失うのではないか。▼いつか経済的に困窮し、路頭に迷うのではないか。▼老後は暗く、淋しい暮らしが待っているのではないか。▼人は毎日の不安で少しずつ消耗していく。そしてうつになったり、無気力になったり、とじこもって人を恨んだり、反社会的行動に走ったりする。▼人は、「不安」を避けるために、「不幸」にしがみつくという。▼なぜ私たちはこのような不安を抱くのか。その原因はいったい何か。そして、この不安にどう対処したらいいのか。▼「不安」と上手につきあい、ほんとうの人生を手に入れるためにはどうしたらいいのかをやさしく解く。人生に疲れを感じはじめているあなたへ、生き方を立て直すための処方箋。