藤井七段は、幼いころ、将棋で負けると盤を抱えて泣きじゃくっていたそうです。
今の時代「悔しい」と口に出すことや、実現できないことにいつまでもこだわる「あきらめない」気持ちは流行りません。
しかし、各界で活躍される著名人の方々は総じて「悔しがり」であり、その「悔しさ」をバネにして活躍されている方ばかりです。
その「悔しさ」を力に変えて前に進む方法を師弟の体験を交えつつ、本書で著してもらいました。そして、藤井七段が、いかにしてたゆまぬ努力を楽しんでいるかを師匠の視点で明らかにします
本書では、藤井七段は将棋盤もない暗がりで杉本研究会の仲間と頭のなかだけで将棋を指していたなどの驚きのエピソードが語られます。
著者主宰の将棋研究会からは、棋士になることに挫折したとしても「悔しがる力」を携えた結果、東大生や医大生も生まれているとのこと。藤井七段と彼らとの思い出も語られます。ビジネスパーソン、親世代必読の一冊です。