• 発売日:2025/07/22
  • 出版社:福村出版
  • ISBN:9784571420863

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病児の命を躍動させる「遊び」の保障

病児の命を躍動させる「遊び」の保障

通常価格 6,600 円(税込)
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商品説明
病児・障害児を遊びで支援する専門職HPSがなぜ日本の小児医療に必要か。第一人者である著者が豊富な実践と養成教育の歩みをもとにその普及の意義を紐解く研究の集大成。
目次
序 論
 第1節 研究の背景
  第1項 隠された子どもたち
  第2項 病児/障害児と遊ぶ大人、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト
 第2節 研究の目的と問い
  第1項 研究の目的
  第2項 研究の「問い」
 第3節 「遊び」はどこで研究されてきたか
  第1項 遊びの研究の始まり
  第2項 子どもの発達と遊び
  第3項 治癒に使われる遊びの研究
  第4項 病気の子どもと遊びに関する研究
  第5項 遊び研究の複雑性と研究への挑戦
 第4節 ホスピタル・プレイは社会福祉学のテーマになるのか
 第5節 本書の構成
 第6節 研究の方法
  第1項 研究の手法
  第2項 倫理的配慮

第1章 医療と病児を遊びでつなぐ英国のホスピタル・プレイ・スペシャリスト
 第1節 研究の背景と目的
 第2節 小児医療とHPS
  第1項 遊びで病児を支援する専門職
  第2項 子どもの遊びを保障する小児医療の在り方
 第3節 HPS誕生の歴史
  第1項 英国の歴史から学ぶ
  第2項 ホスピタル・プレイの歴史に関する先行研究
 第4節 小児医療と遊びが交わるまで
  第1項 英国における小児医療の変遷
  第2項 治癒的な遊びという考えの芽生え
  第3項 ヨーロッパにおける動き――「病院のこども憲章」の成立過程
 第5節 HPSの誕生を促進した3つの要因
  第1項 母子関係に関する研究、アタッチメント理論
  第2項 病児の福祉に関する全国調査、プラット報告
  第3項 母親たちの力
 第6節 療養環境の中の遊び
  第1項 レディ・グリーンの誕生
  第2項 HPS養成の開始と発展に関わった人々
 第7節 HPS養成教育
  第1項 HPSの養成教育の始まり
  第2項 初期のHPS養成コース
  第3項 初期のHPSの仕事
  第4項 現在のHPS養成講座の位置づけ
 第8節 HPSの誕生とソーシャルワーク
  第1項 ソーシャルワークとホスピタル・プレイの関係
  第2項 ジェームズ・ロバートソンの場合
  第3項 クレア・ブリットン・ウィニコットの場合

第2章 日本におけるホスピタル・プレイ・スペシャリスト養成教育
 第1節 研究の背景と目的
 第2節 HPSの視点から見た日本の小児医療の課題
  第1項 野村みどりと「こどもの病院環境&プレイセラピーネットワーク」
  第2項 日本の療養環境と「病院のこども憲章」
  第3項 日本の病児の療養環境
  第4項 医療の中に遊びが存在することから生まれる変化
 第3節 リカレント教育とは何か
  第1項 リカレント教育の概念
  第2項 リカレント教育の歴史と経緯
  第3項 日本におけるリカレント教育の歴史と施策
 第4節 日本におけるHPS養成教育プログラムの開始
  第1項 HPS養成教育の特徴
  第2項 HPS養成教育開始後3年目の評価
  第3項 プログラム実施責任者から見たHPS養成教育の位置づけと課題
 第5節 体系的HPS養成教育プログラム構築に向けた教育研究基盤の確立
  第1項 体系的な教育プログラムの必要性
  第2項 実践的な養成教育プログラムの開発
  第3項 3つのモデル開発
  第4項 体系的なHPS養成教育プログラム構想
  第5項 日本型HPS養成教育の完成
  第6項 病院が抱える経済的な課題
  第7項 養成教育プログラムの現状と今後の展望
 第6節 社会人はHPS養成教育から何を学習したのか
  第1項 HPS養成教育の成果――子どものウェルビーイングを形成する反省的実践
  第2項 経験を学びに変えていくHPS養成教育

第3章 HPSの活動事例から見る日本の病児と遊び
 第1節 研究の背景と目的
 第2節 HPSの専門技能
  第1項 HPSのミッション
  第2項 HPSの専門技能
 第3節 医療施設・機関の中のホスピタル・プレイの展開
  第1項 不安感の強かった中学生の事例――血液疾患のため入院する男児に対するHPSの支援
  第2項 検査・治療に対し強い不安と嫌悪感を持っていた小学生に対する支援の事例――プレイ・プレパレーションの応用
  第3項 長期入院した男児ときょうだい・両親に対するホスピタル・プレイの事例
  第4項 HPSによる障害児・者の歯科治療への支援の事例
  第5項 プレイ・プレパレーション、ディストラクションとは何か
 第4節 在宅におけるホスピタル・プレイの展開
  第1項 英国におけるコミュニティ・プレイ・スペシャリストの存在
  第2項 日本における医療的ケア児に対するHPSの支援
  第3項 HPSによる脊髄性筋萎縮症児への在宅支援の事例
  第4項 HPSの介入から家族のコミュニケーションが発展した医療的ケア児の事例
  第5項 医療的ケア児に対する日常の遊びの支援から、プレパレーションそしてディストラクションへ
 第5節 コロナ禍におけるホスピタル・プレイ
  第1項 新型コロナウイルスがHPSに及ぼした影響――アンケート調査から
  第2項 コロナ禍におけるHPSの活動
 第6節 遊びの力、子どもの生きる力――成長ホルモン注射を拒否する子どもの事例
  第1項 事例の概要
  第2項 支援までの経緯
  第3項 課題と支援方法
  第4項 支援の経過
  第5項 結 果
  第6項 考 察
 第7節 まとめとして

第4章 HPS養成講座受講生の動機の分析と考察
 第1節 研究の背景と目的
 第2節 社会人教育としてのHPS養成講座
  第1項 受講生の背景とリスキリング
  第2項 受講生の背景とバーンアウト症候群
  第3項 HPS養成講座受講希望者の「その他」保有資格の推移
 第3節 登録HPS悉皆調査から見る志望動機と仕事満足度
  第1項 登録HPS悉皆調査の概要と分析対象
  第2項 結果と分析
  第3項 資格取得動機についての小括
  第4項 仕事満足度についての分析と結果
  第5項 仕事満足度についての小括

第5章 小児科医がHPSに期待するもの
 第1節 研究の背景と目的
 第2節 病いの語り
  第1項 病いと疾患の違い
  第2項 病いを語る意味
  第3項 語るという治療
 第3節 医師を理解する
  第1項 医師の苦悩
  第2項 小児科医が見た「遊び」の力
  第3項 病いの語りと治療の関係
 第4節 小児科医に対する半構造化インタビューの実施
  第1項 医療の中の遊びの価値を伝えるために
  第2項 小児科医に対する半構造化インタビューの実施
  第3項 調査結果
  第4項 考 察
 第5節 医師がHPSを受け入れる理由
  第1項 現行の医療制度の持つ課題
  第2項 子どもの声を傾聴すること、そして代弁者として機能すること
 第6節 医師から見たHPSの課題
  第1項 HPSに対する医師たちの視点
  第2項 HPSの評価方法の確立
  第3項 子どもの権利に対する理解
  第4項 HPSの医療現場受け入れに対する促進要因と阻害要因
  第5項 小 括

第6章 病児の遊びを保障する理由
 第1節 研究の背景と目的
 第2節 権利としての遊び・発達に必要な遊び
  第1項 権利としての遊び
  第2項 子どもの発達と遊び
  第3項 3つ目のアプローチ――子どもを子どもとして生成する遊び
  第4項 子どもの遊びにおける大人の役割
 第3節 贈与としての遊び
  第1項 贈与の概観
  第2項 遊びの贈与者としての大人――純粋贈与
  第3項 社会福祉学における贈与の研究――相互贈与
  第4項 子どもと医療者の間にある贈与の関係
  第5項 病児の未来を見据えて――贈与の循環
 第4節 日本の小児医療と遊びの展望
  第1項 子どもを取り巻く日本社会の変化
  第2項 HPSを小児医療の当たり前の仕事にするために
  第3項 研究の限界
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