この本を読むためのキーワード(深澤雄紀)
Ⅰ 就学前
事例1 〔就学前〕信頼をもとに、協働を育む――成長を支えた情動調整の実践(西川 藍)
事例2 〔就学前〕拓ちゃんと、たんぽぽ幼稚園の先生たちとの3年間(西山剛司・松井明恵)
コラム1 子どもの発達を踏まえた支援方法の選択(永井祐也)
Ⅱ 小学部
事例3 〔小学部1年〕安心できる世界を獲得した則祐くんと先生たち(西山剛司)
事例4 〔小学部1年〕人とかかわる力が育ってきたこうじくんと先生のかかわり(西山剛司)
事例5 〔小学部2年〕「他者の行動の予測」と「ポジティブな情動の共有」をとおして、他者との関係を築く(角原佳介)
事例6 〔小学部3年〕たのしいやうれしい、不安や緊張の気持ちを共有して調整する(宮島詩依)
事例7 〔小学部5年〕「やりたい」と「不安」の葛藤を乗り越え、自分のやりたいことにチャレンジしていく(佐野琴乃)
事例8 〔小学部5年〕子どもの思いや理解の仕方に寄り添った支援(角原佳介)
事例9 〔小学部5年〕「自分の好み」に基づいた選択――大好きな活動をともに振り返る経験に着目して(青木雄一)
事例10 〔小学部5年〕人とのかかわりの変化が気持ちの調整に与えた影響と、教員間におけるその意義や支援の共有の難しさ(青木雄一)
事例11 〔小学部6年〕フータくんが他害行為をしなくてもよいように、環境の発達をめざしていく(西山剛司)
コラム2 視覚的支援(西山剛司)
Ⅲ 中学部
事例12 〔中学部1年〕友だちとのやり取りを促すための学習環境やおとなのかかわり方(青木雄一)
事例13 〔中学部1年〕たけしさんのことばの本当の意味を理解しようとする(山本義男)
事例14 〔中学部1・2年〕チームで「情動調整」の視点を共有し、生徒が主体的に活動する姿をめざして(深澤雄紀・高橋 慎)
事例15 〔中学部2年〕「うれしい」、「くやしい」とことばを使って気持ちを調整する――せいこ先生の国語・数学の授業実践より(深澤雄紀)
事例16 〔中学部3年〕ステキな修学旅行になることを願って――調整不全の兆候レベル1を教員間で共有する(深澤雄紀)
事例17 〔学校全体の取り組み 中学部2年・高等部3年〕「情動調整」を窓口に自立活動の研修を深めた学校の取り組み(杉山奈実子)
コラム3 身体を窓口にアプローチする(香野 毅)
Ⅳ 高等部
事例18 〔高等部1年〕つらいときに適切に伝え、回避し、気持ちを共有して調整する力を高める(大出真水子)
事例19 〔高等部2年〕見ているものや好きなものを共有して気持ちを調整する力を高める(大出真水子)
事例20 〔高等部3年〕調整不全を回避し、学びのゴールデンタイムを教員間で共有する(深澤雄紀)
事例21 〔高等部3年〕繰り返す質問に隠れたしげさんの気持ち(二俣康明・深澤雄紀)
事例22 〔高等部3年〕教師の指導観の葛藤を乗り越えた先に(市川由理・深澤雄紀)
事例23 〔高等部3年〕大声に込められたわたるさんの思いと先生の相互変容(岩附敦史・深澤雄紀)
コラム4 年齢に応じた支援の「ありよう」について(山元 薫)
Ⅴ 高等部卒業後
事例24 〔高等部卒業後1年目〕情動調整を支える支援のバトンが卒業後も引き継がれて(岩附敦史)
事例25 〔高等部卒業後8年目〕大きな家庭環境の変化にも、家族みんなで前向きに(岩附敦史)
コラム5 発達の最近接領域における子どもとおとなの相互変容(西山剛司)