原文への忠実さに貫かれた名訳!
意識が感覚という最も低い段階から
経験を経て自己意識に、さらに理性から
《絶対知》へと到達していく
「弁証法」の過程を描ききった大著。
哲学史における最重要著作。
【目次】
凡例
序論 学的認識について
緒論 現象学の意図と方法
A――意識
一 感覚的確信 このものと思いこみ
二 知覚 物とまどわし
三 力と悟性、現象と超感覚的世界
B――自己意識
四 自己自身の確信の真理
A 自己意識の自立性と非自立性 主と僕
B 自己意識の自由 ストア主義と懐疑論と不幸な意識
C――理性
五 理性の確信と真理
A 観察する理性
a 自然の観察
b 純粋性と外的現実に対する関係とにおける自己意識の観察 論理学的法則と心理学的
c 自己意識が自らの直接的な現実に対してもつ関係の観察 人相学と骨相学
B 理性的自己意識の自己自身による実現
a 快と必然性
b こころの法則と自負の狂気
c 徳と世の中
C それ自体で自覚的に現に在るような個人性