Ⅱ 営為としてのテクスト遺産 〈期待の地平〉と〈文学遺産〉―「脱構築」に始まる長明「方丈の庵」をめぐって 荒木浩 文献に記された民俗について―民俗研究におけるテクスト遺産活用のために 加藤秀雄 テクスト遺産としての令和度大嘗会屏風・屏風歌・風俗歌 Edward Kamens 桜咲く束稲山―歌枕の誕生と変容、そして記憶の再生 渡邉裕美子 テクスト遺産としての日本漢詩―戦後漢詩専門雑誌『雅友』を中心に Matthew Fraleigh 【コラム】平成の日本漢詩―水出和明『韻主主義』を例として 山本嘉孝 【コラム】テクスト遺産言説としての勅撰三集序 宋晗
[特別寄稿]『源氏物語』の正本とカノン形成 兵藤裕己
Ⅲ 日本のテクスト遺産と世界 近代国文学の示す「古典」と「世界」の文学 陣野英則 「英語の世紀」に言葉を継承するということ―水村美苗「私小説 from left to right」を手がかりとして 河野至恩 【コラム】「桜井の別れ」というテクスト遺産と「桜井駅跡」という史跡 松田陽 岡本太郎の「縄文土器論」再考 山本聡美