• 発売日:2025/07/25
  • 出版社:勉誠社
  • ISBN:9784585325512

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近現代日本を生きるテクスト遺産

近現代日本を生きるテクスト遺産

Edoardo Gerlini (編集)
河野貴美子 (編集)
通常価格 3,300 円(税込)
通常価格 セール価格 3,300 円(税込)
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  • 発売日:2025/07/25
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  • ISBN:9784585325512
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商品説明
近年、文化的アイデンティティを問う議論が世界的に展開している。
その議論において頻繁に活用されるのは「遺産」という概念である。
書記資料、文章、文字など、いわゆる「テクスト」という文化的生産物は、近代および現代においてどのように変容し、「遺産」となっていったのか。
その働きと諸相はどのように把握することができるのか。
さまざまに姿を変える「モノ」としてのテクストのありかた、また、それにまつわる継承・選択・改編・再生等の多様で複雑な「営為」、そして、「テクスト」を取り巻く「世界」への広がりという三つの視点を織り交ぜることで、過去から現在まで営々と積み重ねられてきた「テクスト」と人間との関係性を問い直し、人文学を起点とした新たな世界認識の可能性を示す画期的成果。
目次
序言 Edoardo Gerlini・河野貴美子
緒論 常に現在を生きるテクスト遺産 Edoardo Gerlini

Ⅰ 「モノ」としてのテクスト遺産
明治期博物館の図書収集と管理―「列品」と「事務参考図書」の間 田良島哲
「古筆家」の近代―古筆文化を支えた人々 佐々木孝浩
書跡文化のこれまでとこれから―テクスト遺産の視点から考えるその意義 河野貴美子
【コラム】植物画の展示と文学のなかの植物 寺田鮎美
【コラム】「読まれない」テクスト遺産 新美哲彦
【コラム】デジタル化に伴うテクスト遺産の変容―本文研究という営為と研究書を例として 舟見一哉

Ⅱ 営為としてのテクスト遺産
〈期待の地平〉と〈文学遺産〉―「脱構築」に始まる長明「方丈の庵」をめぐって 荒木浩
文献に記された民俗について―民俗研究におけるテクスト遺産活用のために 加藤秀雄
テクスト遺産としての令和度大嘗会屏風・屏風歌・風俗歌 Edward Kamens
桜咲く束稲山―歌枕の誕生と変容、そして記憶の再生 渡邉裕美子
テクスト遺産としての日本漢詩―戦後漢詩専門雑誌『雅友』を中心に Matthew Fraleigh
【コラム】平成の日本漢詩―水出和明『韻主主義』を例として 山本嘉孝
【コラム】テクスト遺産言説としての勅撰三集序 宋晗

[特別寄稿]『源氏物語』の正本とカノン形成 兵藤裕己

Ⅲ 日本のテクスト遺産と世界
近代国文学の示す「古典」と「世界」の文学 陣野英則
「英語の世紀」に言葉を継承するということ―水村美苗「私小説 from left to right」を手がかりとして 河野至恩
【コラム】「桜井の別れ」というテクスト遺産と「桜井駅跡」という史跡 松田陽
岡本太郎の「縄文土器論」再考 山本聡美
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