国際秩序のあり方に着目し、見取り図を描く
グローバル・ガバナンス学会5周年記念事業の一環として、研究潮流の最前線を示す。
[目次]
■1 主体グローバル・ガバナンスに関わる主体の多様化
第1章 国際連合国連安全保障理事会に関するアカウンタビリティの関係の解明〔蓮生郁代〕
第2章 地域集団防衛から安全保障グローバル・ガバナンスへ米欧安全保障共同体(NATO・EU)の収斂プロセス〔渡邊 啓貴〕
第3章 BRICSと国際金融ガバナンス挑戦と逡巡の間で〔和田 洋典〕
第4章 NGO と子ども人権ガバナンス日本への影響の事例検討〔大森 佐和〕
第5章 イスラーム世界のグローバル・ガバナンスOIC とサブナショナルなアクターの挑戦〔山尾 大〕
■2 連携方法としての地域機構との連携
第6章 グローバル・ガバナンスにおけるUNとEUの役割国連気候変動制御プロセスを事例として〔福田 耕治〕
第7章 ASEAN と国連補完的関係の進展と地域ガバナンスの課題〔首藤 もと子〕
第8章 国連と OSCE の東部欧州ガバナンス〔宮脇 昇〕
■3 展開新領域におけるグローバル・ガバナンスの課題
第9章 人の移動をめぐるガバナンス〔坂井 一成〕
第10章 グローバル・エイズ・ガバナンスとアフリカ〔牧野 久美子〕
第11章 サイバーセキュリティ〔土屋 大洋〕
第12章 テロリズムの原因と対策〔宮坂 直史〕
終 章 地球を覆い尽くすガバナンス体系ジオ・ガバナンスの複合構造からみて〔山本 武彦〕