シリーズ「〈家族〉のかたちを考える」によせて
序 章 家族の歴史と比較から考える〈産みの親〉と〈育ての親〉 [床谷]
◆第Ⅰ部 赤ちゃんポストと養子縁組
第1章 産婆がおこなった生殖の危機に対応するソーシャルワーク [白井]
第2章 「お上の正義が晴らすべきはこの闇なり」 [小谷]
第3章 韓国の危機的妊娠をした女性支援と養子縁組 [姜]
補論1 ドイツにおける赤ちゃんポストの現状 [バウアー]
◆第Ⅱ部 〈産み〉の奨励と抑制
第4章 初期近代イングランドにおける妊娠・出産と家族 [柴田]
第5章 20世紀初頭フランスにおける出産奨励運動と母子衛生 [河合]
第6章 近代日本の児童保護事業が表彰した子どもと排除した子ども [大出]
補論2 近世日本の農民家族と嬰児殺し [太田]
◆第Ⅲ部 コミュニティと〈育ての親〉
第7章 近世の日本の子育てと家・村・親族 [戸石]
第8章 植民地朝鮮の婚外子・棄児をめぐる法と社会のまなざし [岡崎]
第9章 アフリカの「自然」な要素に基づく親子考 [梅津]
◆第Ⅳ部 現代の〈育て〉をめぐる政策と法
第10章 新しい社会的養育ビジョン策定の経過と社会的養護の推進方向 [山縣]
第11章 「育て」に関する政策の課題 [藤間]
第12章 家族法における子の監護 [梅澤]
終 章 [宇野]