秘書が眼鏡の奥に隠す、
ギリシア富豪への十年愛。
アレクサンドラは茶色い髪を引っつめ、眼鏡をかけて、
巨大企業の経営者ディミトリオスの秘書を務めている。
9年も前から彼に密かな想いを寄せ、仕事で尽くしているのだ。
あえて地味な外見にこだわるのは、秘書として信頼されるため。
なぜならディミトリオスは、罪深いほどセクシーなのに潔癖で、
女はみな魔性で嘘つきだと信じている特に、美しい女は。
だから、彼のそばにいたいなら女らしさを見せてはいけない。
それなのに、ふとしたときに眼鏡を外した姿を見られて以来、
なぜか彼に熱く見つめられているような気がして……。