北欧の国デンマークの文化には、日本でも馴染みの深いものが多く存在する。文学においては、アンデルセンの童話はさることながら、『即興詩人』は森外の翻訳により多くの日本人に親しまれた。また芸術では、デンマークを代表する陶器ロイヤルコペンハーゲンは、日本の有田焼に影響を受けたものであると言われている。現代においてもデンマークの文化は、デザインや食文化、ライフスタイルといった観点からもその魅力が世界に発信され続けている。日本は鎖国時代から徐々にデンマークと交流を持ち、幕末以降は教育、学術などの分野で重要な交流を重ねた。本書は、デンマーク文化について、デンマークと日本という小国を舞台にした文化交流の貴重な記録と詳細な検証をもとに、読者にも身近な話題も交え、現地在住の著者が解説する。