監修者のことば
はじめに
第Ⅰ部 西洋の教育の歴史と思想
第1章 教育思想の源流――古代ギリシア・ローマの教育
1 教育思想史を学ぶ意義とねらい――人間に教育は不可欠である
2 古代ギリシア思想と教育
3 ヘレニズム・ローマの思想と教育
第2章 中世のキリスト教主義教育――ルネサンスから宗教改革へ
1 中世キリスト教主義教育――神とともに生きるための教育
2 ルネサンスと宗教改革――神とともに生きることを問い直す教育
第3章 17世紀の教育思想――近代教育思想の変遷
1 パスカル――近代科学とキリスト教神学の間
2 デカルトとモンテーニュ――学問への信頼と不信の間
3 コメニウスとロック――万人に開かれた教育と閉ざされた教育の間
第4章 近代市民社会のなかで――18世紀の教育
1 ロックの教育思想
2 ルソーの教育思想
3 ペスタロッチの教育思想
第5章 フレーベルとヘルバルト――19世紀の教育
1 フレーベルの教育思想
2 ヘルバルトの教育思想
第6章 新たな包摂の時代に向けて――20世紀以降の教育
1 ヨーロッパにおける新教育運動の生起と展開
2 アメリカ進歩主義教育運動
3 第二次世界大戦後の教育思想
第Ⅱ部 日本の教育の歴史と思想
第7章 多様性のなかの学びと「学校」――古代・中世・近世の教育
1 古代・中世の社会と教育
2 近世の社会と教育
3 近世社会の教育機関と教育
第8章 国民教育の始動――明治期の教育
1 明治教育の出発点
2 国民教育制度の形成
3 国民教育の影響
4 国民教育始動の意義
第9章 大正新教育から「総力戦」へ――大正・昭和戦前期の教育
1 大衆化と教育文化の拡がり
2 「教育家族」の誕生と大正新教育
3 経済不況と教育運動の展開
4 総力戦体制と皇国民教育
第10章 教育の民主化――戦後教育改革期の模索
1 敗戦直後の模索――国体護持か民主化か
2 「教育基本法」と新しい教育法制
3 教師像の再定義と教育課程の自主的編成
4 戦後教育改革の遺産とは何か
第11章 高度経済成長下の教育――講和・独立から「四六答申」
1 講和・独立後の教育再編
2 「学習指導要領」と道徳教育の強化
3 高度経済成長と教育
第12章 臨時教育審議会と教育改革のゆくえ
1 臨時教育審議会と教育改革
2 新しい学校像の模索
3 「学力低下」論争と「教育基本法」の改正
4 新たな教育課題と教育改革のゆくえ
教育史年表
人名索引
事項索引