近年、人口減少によるコミュニティ衰退や地方分権下の自己決定という政治的・社会的文脈のもと、日本でも各地で地域コミュニティのリサーチが盛んにおこなわれている。本書は、コミュニティを変えるためにコミュニティ住民自身が成果を活用できるリサーチを行うことを促す。アメリカの大学で長く地域の協働プロジェクトに携わってきた著者が、コミュニティの人々が主体的に参加するリサーチとはどういうものかを示す。 【原著】Stoecker, Randy, 2013, Research Methods for Community Change: A Project-Based Approach, 2nd ed., Sage.