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渋沢栄一がめざした「地域」の持続的成長

渋沢栄一がめざした「地域」の持続的成長

松本 和明 (編集)
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商品説明
明治以降の全国各地の経済・産業発展の主な担い手となったのは、商人や地主などの地域の民間人であった。渋沢栄一は彼らに着目し、交流を進め、各地域の振興に直接、間接を含めてかかわった。そして、銀行の業界団体や商業会議所を通じて人的ネットワークを構築するとともに、地域間連携と持続的成長を志向した。本巻では、北海道から九州まで各地での渋沢のかかわりの実相を明らかにする。
目次
シリーズ出版『渋沢栄一と「フィランソロピー」』(全八巻)刊行にあたって
はしがき
凡 例

序 章 日本の近代化の要諦としての地域振興(松本和明)
 一 本書の視点
 二 先行研究のレビュー
 三 本書の構成


 第Ⅰ部 直接的に指導・支援した地域と企業家の諸活動

第一章 渋沢栄一と新潟県長岡地域の発展(松本和明)
 一 二人のキーパーソン・岸宇吉と福島甲子三
 二 岸宇吉による第六十九国立銀行設立と石油・鉄道業への関与
 三 福島甲子三による宝田石油の経営再建と地域・社会貢献活動への尽力
 四 「フィランソロピー」が支えた長岡地域の近代化

第二章 渋沢栄一の道徳観と埼玉における人格教育活動――埼玉学友会・埼玉学生誘掖会・埼玉県人会の検討を中心に(恩田 睦)
 一 埼玉と渋沢のかかわり
 二 埼玉学友会と滝沢吉三郎
 三 埼玉学生誘掖会の設立
 四 渋沢の道徳観と啓蒙
 五 埼玉県人会の設立と埼玉学友会の役割の変容
 六 埼玉県人会を中心とした育英活動
 七 渋沢の道徳観の継承

第三章 中京財界と渋沢栄一(杉山里枝)
 一 渋沢と中京圏とのかかわり
 二 中京圏の近代企業を牽引した企業家――奥田正香と伊藤伝七
 三 中京圏における産業発展に渋沢が果たした役割
 四 地域における教育事業への渋沢の貢献
 五 地域振興に重要な役割を果たした渋沢

コラム1 北海道の近代化に向けた渋沢栄一の思い(松本和明)


 第Ⅱ部 間接的に関与した地域と企業家の諸活動

第四章 第五十九国立銀行の創業指導と三本木渋沢農場の直轄経営(四宮俊之)
 一 一九一七年の東北視察
 二 第五十九国立銀行の創業指導と疎遠化
 三 三本木渋沢農場での自作直轄経営の挫折
 四 「東北の地域振興」への考え

第五章 静岡県と山梨県における金融・鉄道事業と地域振興――地域利害の相克と調整(三科仁伸)
 一 渋沢と地域の産業化をみる視点
 二 第十国立銀行――栗原信近の金融構想
 三 掛川鉄道――遠参鉄道との競合
 四 駿甲鉄道および富士身延鉄道――地域利害の調整者としての渋沢
 五 静岡県および山梨県にみられる渋沢の役割

第六章 明治期の九州企業に対する「東京相談役」渋沢栄一の貢献――筑豊興業鉄道会社と若松築港会社を中心に( 小野 浩)
 一 「東の渋沢」と九州企業
 二 渋沢関係企業の地域分布とその特徴
 三 相談役としての関与――筑豊興業鉄道会社と若松築港会社

コラム2 地域振興に寄与するはずだった試み――蚕と藍と渋沢栄一(若狭正俊)


 第Ⅲ部 地域発展に寄与したインフラストラクチャーの整備

第七章 「流通の枢軸、富殖の根底」としての地方銀行(松本和明)
 一 渋沢と地方銀行との広域性に富むかかわり
 二 直接的な経営指導と人材派遣――第七十七国立銀行
 三 人材派遣と継続的な経営支援
 四 人的ネットワークの利活用および構築・深化
 五 各行の自主性を重んじた渋沢の姿勢

第八章 汽車製造会社と渋沢栄一(老川慶喜)
 一 大阪での企業活動
 二 汽車製造会社の設立
 三 汽車製造会社の経営
 四 渋沢と大阪の経済界

第九章 日本における技術移転の新たなパラダイムと地域振興(デイビッド・G・ウィットナー[David G. Wittner][翻訳:松本和明])
 一 技術移転の背景
 二 製糸業から始まる技術移転と富岡・水沼地域
 三 綿糸紡績業の勃興と技術移転
 四 製紙業の勃興と技術移転
 五 ノウハウを持つ人材の確保――大阪紡績の創設と山辺丈夫
 六 大阪紡績・三重紡績の規模の拡大と大阪・四日市地域
 七 技術移転の枠組みづくり


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