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社会デザインをひらく

社会デザインをひらく

中村 陽一 (監修)
志塚 昌紀 (編集)
川中 大輔 (編集)
菅井 薫 (編集)
川田 虎男 (編集)
通常価格 3,300 円(税込)
通常価格 セール価格 3,300 円(税込)
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商品説明
社会デザインとは何なのか。本書では、日々思索を重ねてたどりついたその有りようがしたためられ、いっぽうでは実践のかたわら得られた教訓が語られる。わたしたちは多種多様な社会デザインの地平に立ちながらも、今後いかにして住みやすい社会をつくればいいのだろう。その重要なヒントをこの本からくみ取ってほしい。
目次
はじめに
特別寄稿 社会デザイン学の新しい展開に向けて(北山晴一)


 第Ⅰ部 社会デザインの足場を組み立てる

第1章 社会デザイン研究の歩み――社会変革への意志(中村陽一) 
 1 はじめに――根底にある問題意識
 2 「新しい市民活動」との出会い(80年代)
 3 “NPO”というツールの発見(90年代)
 4 NPOの「頭打ち」からソーシャルビジネスへ(00年代前半)
 5 人びとの社会デザインの選択肢を増やす(00年代後半〜10年代)
 6 おわりに――編集・実践・研究
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第2章 社会デザイン研究の拡がり
 1 社会的排除に抗うコミュニティ・デザイン――居場所とエンパワメント(川中大輔) 
 2 貧困層への金融支援――マイクロクレジットの現在(笠原清志)
 3 国境を横断するジャーナリストのネットワーク化(野中章弘) 
 4 世田谷パブリックシアターにおける佐藤信の劇場づくり(高宮知数) 
 5 分からなさへの辛抱と省察を導く博物館の可能性(菅井 薫)
 6 多文化共生社会と市民教育――社会意識と自己認識の脱植民地化に向けて(川中大輔) 


 第Ⅱ部 社会デザインの力を発揮する

第3章 社会デザイン実践による価値創造
 1 現代的「コモンズ」としての okatte にしおぎ〔居場所とサードプレイス〕(竹之内祥子) 
 2 ワイナリーで見つけた社会的意義〔居場所とサードプレイス〕(竹内三幸)
 3 アート鑑賞に対話を用いるオンライン授業の有効性〔アートと文化〕(中野未知子) 
 4 社会を創る市民教育の実践――東京都立千早高校の事例〔学びと教育〕(親泊寛昌) 
 5 ヤキイモタイムで地域の人と人との繋がりを編み直す〔ケアと福祉〕(川田虎男) 
 6 「安全・安心」の先に「自分らしさ」を求めて〔ケアと福祉〕(加藤木桜子) 

第4章 社会デザイン実践による環境創造
 1 「ネットカフェ難民」報道はなぜ政策決定に影響したか〔メディアとコミュニケーション〕(淺野麻由) 
 2 いまはない「何か」を伝え・共有するために〔メディアとコミュニケーション〕(星野 哲) 
 3 対面式コミュニケーションとオンラインコミュニケーション〔メディアとコミュニケーション〕(稲見陽子) 
 4 既存の枠組みから「私」を解放し,新たな地縁を結ぶ〔組織とネットワーク〕(宮本 諭) 
 5 なぜ私たちは組織を必要とし,組織に翻弄されるのか?〔組織とネットワーク〕(細川あつし) 
 6 CSRの再定義と企業の社会への適応〔企業と価値〕(山本  誠) 
 7 パンデミックという危機がもたらしたパラダイムシフト〔企業と価値〕(山崎宇充) 
 8 同性パートナーシップ制度実現における議会内の合意形成〔公共政策と制度設計〕(石坂わたる) 


 第Ⅲ部 社会デザインの未来を創造する

第5章 社会デザインへの試練と可能性
 1 日本の貧困問題の現在地――30年の支援活動から見えてきた新たな貧困のカタチ(稲葉 剛) 
 2 介護はプロに,家族は愛を(石川治江) 
 3 4つの授業から学んだ4つの「関係性の編みなおし」(梅本龍夫) 

第6章 社会デザインの学びの意義と実際
 1 大学教育における社会デザイン教育の現状と課題(志塚昌紀・田中泰恵・新保友恵) 
 2 スポーツで共生社会を拓く,スペシャルオリンピックス(渡邊浩美) 
 3 社会デザインとNPOの広報(石井大輔)
 4 大学生と大人が共に学ぶワークショップの実践(工藤紘生) 
 5 人とまちと医療の心地よい関係づくり(糟谷明範) 

おわりに  
刊行に寄せて 中村陽一先生と社会デザイン学(長有紀枝)  
人名索引  
事項索引
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