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志筑忠雄

志筑忠雄

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商品説明
江戸後期の蘭学者。長崎の商家に生まれ、阿蘭陀通詞志筑家の養子となり稽古通詞を務めるも辞任。その後は並外れたオランダ語力と数学的思考力で天文学書の和訳に専念する。『暦象新書』を著して万有引力説や地動説を紹介。ケンペル『日本誌』の抄訳『鎖国論』など国際情勢の訳出に尽力する半面、革命的な蘭語学も創出した、謎と魅力に満ちた生涯。
目次
はしがき

第一 生い立ちと通詞の辞職
 一 誕生
 二 実家中野家と家族構成
 三 養家阿蘭陀通詞志筑家
 四 稽古通詞の退役とその背景

第二 学問への熱情と献身
 一 天文学書『暦象新書』訳出の開始
 二 世界地理への関心
 三 力学・数学・弾道学への展開
 四 交友関係と学問背景

第三 学問の変容と再仕官の夢
 一 長崎に伝播したロシア南下情報
 二 国際情勢への着眼
 三 海外への眼差し
 四 『鎖国論』の訳出と再仕官の夢

第四 『暦象新書』の完成とその後
 一 『暦象新書』外伝としての『四維図説』 
 二 『暦象新書』の完成
 三 「混沌分判図説」の執筆 
 四 大槻平泉への学問伝授

第五 オランダ語読解の革命
 一 「欧文訓読」の時代
 二 西洋文法カテゴリーの中でのオランダ語理解
 三 「蘭文和訳論」の誕生

第六 晩年と没後の影響
 一 日本の未来を憂いて
 二 人物像の形成
 三 没後の影響

中野家略系図
志筑家当主略系図
略年譜
生前(文化三年七月八日以前)の分野別著作・署名一覧
参考文献
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