ハインリッヒ・フォン・シーボルトの博物館理論と実践
ドイツ人医師、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796-1866)が収集した膨大かつ多様な日本資料についての、国立歴史民俗博物館・ミュンヘン五大陸博物館・ヴュルツブルク・シーボルト博物館によるシーボルト蒐集資料に関する共同調査研究の成果。当時の日欧相互理解、博物館理論家・実践家としてのシーボルト像に迫る。
〔主要目次〕
シーボルトが伝えようとした日本像を求めて国際連携による在外資料調査とその活用 (日高 薫)
フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796-1866)ある日本研究家の生涯 (アンドレア・ヒルナー)
ミュンヘンの「シーボルト博物館」フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの博物館に対する情熱 (ブルーノ・J・リヒツフェルト)
フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの晩年(1865-1866) (ウド・バイライス)
17世紀から19世紀の日欧相互理解 (ハンス・ビャーネ・トムセン)
【史料】モーリッツ・ヴァーグナーによるフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトへの追悼文および死亡記事