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〈世界〉としての窓

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商品説明
本書は、第一線で活躍する二人の建築家が、さまざまな芸術における“窓(フレーム)的表現”を参照しながら、それが私たちの暮らしや世界観と密接に結びついていることを、建築家としての現場での経験をもとに明らかにし、「世界」と「窓」とをめぐる従来の議論に建築論的転回をもたらさんとする野心的な論考である。演劇(プロセニアムアーチ)や絵画(額縁)、映画(フレーミング)など、異なる表現における「窓」の役割を分析するいっぽうで、風景を切り取るフレームとしての窓、建物の内外をつなぐ通路としての窓、建物の内部で隔てられた空間同士をつなぐ窓といったように、建築における「窓」の機能についても、独自の視点から多角的な分析を加える。その目線は、近代建築の超克まで見据えており、建築論や都市論の読者はもちろんのこと、メディア論や表象文化論の読者にも楽しんで頂ける、奥の深い内容となっている。
目次
はじめに
 窓を考え始めたきっかけ(坂牛 卓)/絵画・ガラス・窓(平瀬有人)

第一部 諸芸術における「窓」
 第一章 フレームの創発(平瀬有人)
  1 フレームとはなにか
  2 芸術・環境美学とフレーム
  3 演劇とフレーム

 第二章 絵画のフレーム(平瀬有人)
  1 空間を切断するリフレームとしての額縁
  2 空間と絵画をつなぐ額縁
  3 絵画に描かれるフレームの変遷

 第三章 写真・映画・マンガのフレーム(平瀬有人)
  1 写真の中のフレーム
  2 映画の中のフレーム
  3 マンガの中のフレーム

第二部 建築における「窓」
 第四章 窓・フレームとしての建築(坂牛 卓)
  1 建築における窓・フレームとはなにか
  2 作品「連窓の家 #1、#2、#3」
  3 作品「三窓」
  4 作品「リーテム東京工場」
  5 作品「角窓の家」
  6 作品「旧富士製氷」

 第五章 リフレームとしての建築(坂牛 卓)
  1 建築におけるフレームとはなにか
  2 作品「高低の家」――大きさと色を変える
  3 作品「三廊下の家」――形と大きさを変える
  4 作品「内の家」――大きさと色を変える
  5 作品「茜の家」――大きさと色を変える

 第六章 マルチフレームとしての建築(平瀬有人)
  1 マルチフレームへの道
  2 うがたれたフレーム/遮蔽するフィルターとしての建築
  3 建築におけるマルチフレームとはなにか
  4 作品「富久千代酒造 酒蔵改修ギャラリー」――複数のフレーム
  5 作品「御嶽山ビジターセンター」――フレームとフィルター
  6 作品「代々木の住宅」――複数のフレーム
  7 作品「五ケ山クロス ベース」――フレームとフィルター
  8 作品「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」――複数のフレーム

 第七章 世界各地の「窓」建築(平瀬有人)
  1 風景の観測装置としてのフレーム
  2 内外の視線の交錯をつくりだすフレーム
  3 マルチフレームと絵画的手法の連鎖する空間

第三部 命を注ぎ込む「窓」
 第八章 窓の形状とそこを通り抜けるもの(坂牛 卓)
  1 外と内の間を通り抜けるもの
  2 形状を決めるもの
  3 別世界への入り口としての窓
  4 建築の力を持続させるメディア

 第九章 流れについて(坂牛 卓)
  1 動線
  2 運動
  3 流れと淀み
  4 アナロジカルな考察
  5 空間の新鮮化

 第一〇章 建築を超えて(坂牛 卓)
  1 町の活性化
  2 公共性
  3 町の窓
  4 自邸で考える

おわりに
 窓は〈世界〉である(坂牛 卓)

引用・参考文献
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