第1章 人はたいてい非合理的に判断し行動する
1. 行動経済学ってなに? 経済学の新しい見方
2.なんとなくの選択をする思考のクセ 「システム1思考」
3.人は気分によって選択の傾向は変わる 「感情ヒューリスティック」
4.言い方一つで受け取られ方が異なる 「フレーミング効果」
5.「今すぐ欲しい」が理性を曇らせる 「現在バイアス」
6.決断後の後悔を恐れて判断を誤る 「後悔回避バイアス」
7.「保留」が状況を悪化させる 「選択回避バイアス」
8.なぜ人は同じミスを繰り返すのか 「確証バイアス」
9.「確実なほうがいい」が判断を歪める 「リスク回避バイアス」
10. 数円の差には敏感なのに大金には鈍感 「プロスペクト理論」
11.1000円の価値は、文脈で変わる 「参照点」
12. 実感は「利益」より「損失」のほうが強い 「価値関数」
13. 負けるほどに大きなギャンブルをする 「リスク選好」
14. 「割引中!」よりも「値上がり前に!」 「損失回避性」
15. 損はまとめて、利益は小出しに 「参照点のリセット」
コラム1 視線の法則を知って得する グーテンベルク・ダイアグラム
第2章 どうして人は判断ミスをしてしまうのか
16.「今ならイケる」の錯覚が生む判断ミス 「ホットハンド錯覚」
17.「ここまでの努力」が判断ミスを誘う 「サンクコストの罠」
18.「平均」で隠されてしまう現実 「平均バイアス」
19.一度持ったら「手放したくない!」 「保有効果」
20.ランダムにも意味を求めてしまう 「ギャンブラーの誤謬」
21.過去にバイアスをかければ美化される 「記憶の再構築」
22.宝くじはなぜ当たりそうな気がするのか 「確率加重関数」
23.自信があるときほど危ない意思決定 「過剰確信バイアス」
24.タダが満足度を高める 「無料バイアス」
25.自分の労力には「価値があるはず!」 「イケア効果」
26.「いつも通りだ」と思いたい心理 「正常性バイアス」
コラム2 変えるのって、けっこうストレス 心理的スイッチングコスト
第3章 買う気にさせるテクニック
27.「ちゃんと理由がある」という錯覚 「受動意識仮説」
28. 目立つ特徴に他の評価がひきずられる 「ハロー効果」
29. 進歩的すぎてもダメ? 「MAYA理論」
30. 人は見たいものだけしか見えていない? 「選択的知覚」
31.少なめに・絞って伝えるのが効果的 「マジカルナンバー」
32.「やっぱりこれを選んで正解だった」と思い込む心理 「認知的不協和」
33.広告の繰り返し表示が効果的な理由 「単純接触効果」
34. 高価格=質の良さを伝えるメッセージ 「シグナリング」
35. 注意→関心→欲求→行動 「AIDAモデル」
36.スタンプカードは最初に二つ押しておく 「エンダウド・プログレス」
37.即時クーポン・ポイントで行動が変わる 「即時報酬」
38.限定感が爆発的に売上を上げる 「スカーシティ(希少性)効果」
コラム3 顔に見えるだけで好きになる 「シミュラクラ効果」
第4章 みんなが欲しければ、私も「欲しい」
39.「少数派」になる不安が意思決定を狂わせる 「同調圧力」
40.みんなが賛成だから正しいはず? 「グループシンク(集団浅慮)」
41.とりあえずバズに乗りたい! 「バンドワゴン効果」
42.「人とは違うもの」を持ちたい心理 「スノッブ効果」
43. 高いからこそ欲しくなるのはなぜ? 「ヴェブレン効果」
44. 「他の人も買ってます」というキラーワード 「社会的証明」
45.他人の目を意識して行動が制限される 「外面的動機」
46.人は責任を回避したがる 「傍観者効果」
47. 間違いを認めるより、自分の正しさを守りたい 「自己正当化」
48. もらったら返したくなるのが人間の性 「返報性」
49. 他人のために行動することで自分も満たされる? 「利他性」
コラム4 幸せに生きる鍵は、誰かのために生きること? 利他性と幸せホルモン
第5章 マネジメントのための行動経済学
50. 言われ続けるとその通りに振る舞うようになるのはなぜ? 「ラベリング」
51. 管理できる人数には限界がある 「スパン・オブ・コントロール」
52. 「人は見た目が9割」には根拠あり 「メラビアンの法則」
53. 人の内なる力を引き出す組織戦略 「心理資本」
54. 良いストレス・悪いストレス 「チャレンジ/ヒンドランスストレッサー」
55. 安心して意見を言える場が創造性と生産性を生む 「心理的安全」
56. ちょっとした刷り込みが行動を変えてしまう 「プライミング効果」
57. 「うまくいく」と思って行動すると成功しやすい 「予言の自己成就」
58.過去の判断を維持しようとする一貫性の罠 「一貫性バイアス」
コラム5 必要な情報だけちゃんと聞こえる カクテルパーティ効果
第6章 仕事に生きる行動経済学
59. 仕事を自分流に変える 「ジョブ・クラフティング」
60.学びを深める三つの力 「3M」
61.他人の目があると、人はきちんと行動する 「社会的監視効果」
62.「褒め方」でパフォーマンスが変わっていく 「過程を褒める」
63.共に高め合う競争環境がやる気を引き出す仕組み 「ピア効果」
64.努力の「見える化」でやる気が続く 「努力の視覚化効果」
65. 時間を忘れて没頭する「ゾーン」は理想の心理状態 「フロー状態」
66.学びの7割は現場から 「ロミンガーの法則」
67.学習効果は「復習のタイミング」が重要 「忘却曲線」
コラム6 教えるなら見せるのがいい 山本五十六の教え「Show, Tell, Do, Check」
第7章 行動経済学で買い物の罠を回避!
68.比較対象を足すだけで客は選ばされる 「おとり効果」
69.最悪を避けたいから選ばれるそこそこ案 「極端の回避効果」
70.「共感」が財布のひもをゆるめる 「類似性バイアス」
71.人は「未来」にある価値を感じにくい 「時間割引率」
72. 普通の商品を魅力的に見せるトリック 「コントラスト効果」
73.役職や肩書が錯覚を生む 「権威バイアス」
コラム7 数字はいくらでも作ることができる 社会的証明の嘘を見抜く
第8章 ナッジは最強の変革ツール
74.人を動かす強力なツール ナッジ 「ナッジ」
75.「面倒だからそのまま」で意思決定 「デフォルト効果」
76.その場の「小さなご褒美」が人を動かす 「即時報酬」
77.ゲーム要素でやる気と継続力を引き出す 「ゲーミフィケーション」
78.「自由」を残したまま誘導する設計思想 「リバタリアンパターナリズム」
79.選択のデザインを誤ったナッジは詐欺? 「選択のアーキテクチャ」
80.行動経済学を実践で使いこなすために 「基本姿勢」
コラム8 選択の自由度が高いほど不幸になりやすい 選択のパラドックス
参考文献
おわりに