• 発売日:2024/10/28
  • 出版社:開拓社
  • ISBN:9784758914208

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生成文法と言語変化

生成文法と言語変化

加賀 信広 (監修)
西岡 宣明 (監修)
通常価格 4,180 円(税込)
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  • 発売日:2024/10/28
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商品説明
言語の通時的変化はなぜ、そしてどのように生じるのだろうか。本書では古英語から現代英語にいたる統語変化を生成文法の枠組みで分析するとともに、英語史研究が生成文法の理論的発展にいかに貢献しうるかを論じる。第I部でこの領域の主な論点を概観した後、第II部では動詞移動の消失と主語位置の変遷がさまざまな構文の発達に与えた影響を論じる。第III部では形態格の消失に起因する構文変化や数量詞遊離の推移について考察する。
目次
第I部 生成文法理論における言語変化

第1章 生成文法の理論的枠組みと言語変化
 1. はじめに:英語史の時代区分
 2. 生成文法の理論的枠組み
 3. 文法変化としての言語変化

第2章 言語変化のタイプ
 1. 再分析とパラメター変化
 2. 文法化:不定詞標識toを例として
 3. 語順変化
 4. 項構造の変化:心理動詞を例として


第II部 英語の節構造の変化

第3章 初期英語の節構造と動詞移動の消失
 1. はじめに
 2. 古英語・初期中英語の基本語順
 3. 古英語・初期中英語の節構造
 4. 動詞移動と豊かな一致の仮説
 5. 屈折接辞の衰退と動詞移動の消失
 6. 文法化による語彙動詞から助動詞への変化
 7. まとめ

第4章 主語位置の変遷と各種構文の変化
 1. はじめに
 2. 空主語構文
 3. 奇態格経験者主語構文
 4. 他動詞虚辞構文
 5. that痕跡効果
 6. まとめ


第III部 英語名詞句の構造と分布

第5章 非構造格の消失と格による名詞句の認可方法の変化
 1. はじめに
 2. 格に関する経験的事実と理論的仮定
 3. 与格名詞をともなう構文の歴史的変遷
 4. 与格名詞の認可と認可方法の変化
 5. まとめ

第6章 数量詞の分布と遊離可能性の通時的変遷
 1. はじめに
 2. 初期英語における数量詞の分布
 3. 理論的仮定
 4. 遊離数量詞の分布に関する通時的変化
 5. 代名詞と数量詞の語順
 6. まとめ
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