主な目次
第1章学習の困り感を再考する
1 LD・SLD・ディスレクシア・ディスグラフィア
―巷にあふれた用語を整理する
2 「読み書きの苦手さ」に付きまとう誤解を整理する
第2章 「読み困難」とディスレクシアの基礎知識
1 共通する特徴―正確性・流暢性・易疲労性
2 「読み困難」とディスレクシアの基礎知識
第3章 「書き困難」とディスグラフィアの基礎知識
1 実態理解
2 読み書きスキルと認知機能の関連―学力に及ぼす影響
3 きれいな字を書く指導は学力に影響するのか?
第4章読み書き障害を行動から見出す―インフォーマルアセスメントから
1 実態把握とアセスメントの考え方
2 読み書きの苦手さをもつ児童の特徴と発達との対応(ライフステージ別)
第5章読み書き障害を定量的に評価する―フォーマルアセスメントから
1 読み書き困難の評価(フォーマルアセスメント)とその課題
2 スキルに介入する「乖離診断モデル」とは
3 全般的知能や包括的な認知検査
4 読み書きスキルに関する検査・評価の現状と課題
5 読み書き困難に直接影響が想定される認知機能の検査とその課題
第6章学習環境を査定する― 読み書き障害における合理的配慮や個別最適な学び
1 合理的配慮とは―環境と個へのアプローチはそもそも支援の両輪
2 合理的配慮の判断
3 読み書き困難における合理的配慮の現状と今後の姿
第7章 事例編
1 読み書きの困難さの背景はさまざま
2 事例についてじっくり語る
―特定のスキルに対する介入からなりたい自分のためへの介入