はじめに
1章“ほうれんそう”とは
1 “ほうれんそう”とは
2 “ほうれんそう”の欠如で保護者とトラブルに
3 引き継ぎも“ほうれんそう”の一つ
4 “ほうれんそう”の欠如が、三位一体のドロドロを招く
5 『生徒指導提要』には記されていない“ほうれんそう”
6 学校のチーム化が進むとますます“ほうれんそう”が必要になる
7 “ほうれんそう”ができるには、知識を備え、感度を高くする
2章“ほうれんそう”の悪い例
1 新採一年目教員の振り返り
2 若手の振り返り
3 中堅・ベテラン教諭の振り返り
3章“ほうれんそう”の初期情報から最終情報へ
1 何をもって“情報”というのか?
2 切り取る“始点”をどこにおくか
3 「初期情報」から「最終情報」へ
4章 よい“ほうれんそう”のポイント
1 一般的には些細な事だと思っても、“ほうれんそう”する
2 対応してみないと、些細なことかどうかはわからないものがある
3 些細な事でも話せる学年主任、指導部でないといけない
4 いつ“ほうれんそう”するのか
5 誰に“ほうれんそう”するのか
6 何を“ほうれんそう”するのか
7 早く対応するために、どのように“ほうれんそう”するか
8 常に“最悪”を想定して、その後の様子を見守る
9 保護者と見守るために“ほうれんそう”する
10 できるだけ会合の数を減らすために一度で済ませる工夫をする
11 必ず今後の対応方針の“原案”をつくり助言をもらう
12 組織的対応には的確な“ほうれんそう”が不可欠
5章 保護者対応と“ほうれんそう”
1 保護者とは
2 保護者への“ほうれんそう”を怠ると子どもが危機に陥る
3 保護者に“ほうれんそう”する前に、「聴き取り」と「記録」を終える
4 重要なことは子どもより先に保護者に伝える
5 子どもの口から保護者に伝えてもらうのもよい
6 保護者に対して、まずいことも伝える
7 対面と電話やメールでの“ほうれんそう”を使い分ける
8 保護者にわかるように説明する
9 保護者と一緒に考える
10 グレーゾーンがあることを肝に銘じておく
11 保護者とかかわる力をつけるには
12 それでもだめなときは通り過ぎる
6章 管理職や教務主任・生徒指導主事・学年主任の“ほうれんそう”対応
1 チーム学校は“ほうれんそう”を意識することから始まる
2 “ほうれんそう”の欠如は、学校の不祥事につながる
3 “ほうれんそう”の仕方を教える
4 学年主任や生徒指導主事・管理職は、アドバイスしすぎていないか?
5 ただし、細かな事まで“ほうれんそう”させるのは厳禁
7章 情報の収集は“ほうれんそう”だけを待ってはいけない
1 どんな情報にも対応する姿勢があるか
2 “ほうれんそう”してよかったという経験をさせているか
3 “ほうれんそう”しやすいシステムがあるか
4 自ら集める労力を惜しまない
8章“ほうれんそう”の事例検討
1 事例
2 事例の振り返りから
3 文部科学省の通知から
4 いじめ防止対策推進法の確認
9章 “ほうれんそう”のための記録
1 “ほうれんそう”には記録が必要
2 些細と考えるときの“ほうれんそう”と記録
3 いじめ初期対応における“ほうれんそう”と記録
4 ケース会議後の“ほうれんそう”と記録
5 アセスメントシートや支援計画を活用した“ほうれんそう”
6 希死念慮の発見時における“ほうれんそう”と記録
7 “ほうれんそう”と記録がある校内体制
10章“ほうれんそう”で情報を共有した後のすすめ方
1 事実がわかり、双方に非があった最終情報
2 加害者と被害者の事実が一致した最終情報
3 双方の事実が一致せず、加害者が非を認めなかった最終情報
4 加害者がわからなかった最終情報
おわりに