• 発売日:2001/04/30
  • 出版社:学文社
  • ISBN:9784762010613

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社会調査論

社会調査論

原田 勝弘 (編集)
水谷 史男 (編集)
和気 康太 (編集)
通常価格 2,970 円(税込)
通常価格 セール価格 2,970 円(税込)
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  • 発売日:2001/04/30
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  • ISBN:9784762010613
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商品説明
現在の社会調査をとりまく理論的基本問題を、
過去の豊穣な社会研究の歴史的歩みから汲み取り捉え直そうとする第1部歴史編、
社会調査の設計から分析・報告までの解説を配した第2部技法編からなる。
広い視点に立って社会調査の位置づけを考え、「質的な調査」についても1章を設けて論じた。
線形化された無駄のないマニュアルではなく、自分で社会を考えるときに
適切な方法を選ぴ取ることのできる豊富なメニューを提示。
目次
Ⅰ 社会調査とはどんなものか――社会調査の歩み
 第1章 現代人にとって社会調査とは何か
  1.調査情報の氾濫する時代
  2.もとめられる調査情報の「解読能力」
  3.「面白い」調査と「つまらない」調査
  4.「事実」とは何だろう
  5.だれもがフィールドワーカーになれる

 第2章 調査が描く戦後日本人像-行動と意識の軌跡
  1.日本人の生活時間調査
   a 生活時間調査・研究の歴史(戦前)
   b 戦後の時間調査・研究
   c NHKの『国民生活時間調査』
   d 生活時間の国際比較
  2.日本人の国民性調査
   a 第1次―1953(昭和28)年、第2次―1958(昭和33)年
   b 第3次―1963(昭和38)年、第4次―1968(昭和43)年
   c 第5次―1973(昭和48)年
   d 第6次―1977(昭和52)年
   e 第7次―1983(昭和58)年、第8次―1988(昭和63)年
  3.SSM調査
   a SSM調査の出発―社会階層と移動
   b SSM調査の展開―全国的調査の継続
   c SSM調査の発展―データの公開と利用
  4.出稼ぎ調査
   a 高度経済成長期の出稼ぎ
   b 出稼ぎの実態
   c 出稼ぎ労働の特徴
  5.日本とフィンランドの高齢者に関わる国際比較調査
   a「日本とフィンランドの高齢者に関わる国際比較調査」の概要
   b「日本とフィンランドの高齢者に関わる国際比較調査」の結果

 第3章 社会調査活動の歴史
  1.人口調査(センサス)の歩み
  2.社会改良のための実態調査(社会踏査)
  3.世論調査・市場調査
  4.地域(コミュニティ)調査
   a 地域調査の特徴
   b 地域調査の流れ
   c 地域調査の問題点
  5.社会学的研究調査
  6.日本における社会調査史<戦前編>
   a 明治期の調査
   b 大正期?昭和初期
   c 戦時期
  7.日本における社会調査史<戦後編>
   a 戦後復興から高度経済成長ヘ(1945年~1950年代)
   b 高度経済成長から第一次石油危機ヘ(1960年代)
   c 低成長期(1970年代)
   d 1980年代以降

Ⅱ 調査活動の企画と実施
 第4章 調査の構想と方法
  1.社会調査の諸段階
  2.調査研究の出発点「問題の設定」まで
  3.仮説と命題
  4.方法の選択
   a 技法の分類
   b フィールドワークの其体的な☆法
   c これからの技法

 第5章 調査の設計と準備
  1.調査対象の決定と標本抽出
   a 全数調査と標本調査
   b 標本調査の基本的な考え方
   c 無作為抽出法の種類と方法
   d 標本調査の実際
  2.尺度構成と調査票の作成
   a 測定の尺度
   b 妥当性(validity)と信頼性(reliability)
   c 調査票の作成
  3.現地調査の技法
   a 事前のアブローチ
   b 調査員への指導
   c 面接場面の留意点
   d 事後のフォローアップ

 第6章 調査データの集計と分析
  1.データの集計と分析
   a データの集計・分析の前に行うこと
   (1)エディティング (2)コーディング (3)データクリーニング
   b 社会調査における記述と説明
   c 量的データの集計・分析の方法
   (1)変数の集計・分析の方法:単純集計 (2)変数間の集計・分析の方法:クロス集計
   (3)クロス表分析 (4)相関係数 (5)変数間の関連の分析:エラボレーション
   d データの集計・分析結果の一般化:統計的検定の視点と方法
   (1)統計的推定の考え方 (2)統計的検定の考え方
   (3)第1種の誤りと第2種の誤り (4)統計的検定の実際
  2.調査結果の報告と活用
   a 調査結果のまとめ
   b 調査結果の公開と利用
   c 補論:調査の失敗について

 第7章 「質的な調査」について
  1.「質的な」調査法とは何か
   a 「量的なデータ」と「質的なデータ」―内容分析・ライフドキュメント
   b 「客観主義」と「密着主義」―参与観察・自由インタヴュー
   c 「社会的構築主義」をめぐって―会話分析・生活史
   d 「事例」研究調査と一般化
  2.生活史研究の意義と調査の過程
   a 生活史とは何か
   b ライフドキュメント研究としての生活史
   c ライフドキュメント(生活記録)研究と生活史
   d 社会学における生活史研究
   e 方法としての生活史調査

 第8章 社会調査の過去・現在・未来(対談)
  1.社会調査の潮流
  2.社会学と社会調査
  3.社会調査の未来
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