プロローグ―本当の「障害」をつくるのは誰なのか?
第1章 障害と障害者―その歴史と視点―
〔事例:もうひとつの日本史、世界史〕
1 障害者はどうみられてきたか
1 神聖で別世界の人
2 教訓と戒めの対象
3 笑いもの
4 美しくないもの
5 不幸な人
6 同情、偏見、差別
7 社会の一員
2 障害とは何か
1 近現代における障害者と障害者観
2 「障害」理解と「国際生活機能分類」
3 社会と「障害」
4 「障害者」の法的定義
○学びのオリエンテーション
施設生活の構造的問題
第2章 障害とともに生きる
〔事例1:知的障害をもつ聖也さんの育ち/2:脳性まひの弟をもって〕
1 障害との出会い
1 人生のはじめで
2 人生の途中で
2 育つ
1 乳幼児期の特徴と課題―当事者と親
2 乳幼児期の支援サービス
3 乳幼児期の課題
3 学ぶ
1 障害のある子の就学と学びの場
2 障害をもつ子どもの教育制度の展開
3 障害児教育のこれから
4 暮らす
1 障害をもつ人の暮らしの課題
5 働く
1 障害者が働くということ
2 障害者が働く現実
○学びのオリエンテーション
「働く場」としての小規模作業所の問題点と方向性
第3章 障害者と家族
〔事例:兄より、弟へ〕
1 家族の立場から―母親・父親・きょうだい
1 障害者の家族はどうみられてきたか
2 障害者家族の抱える問題
3 問題の解決に向けて
2 障害をもつ当事者の立場から
1 「重要な他者」としての家族
2 「差別」する存在としての家族
3 「自立」への希求―「何」からの自立なのか?
○学びのオリエンテーション
自分の家族をもつ障害者の立場から
第4章 現代の障害者福祉対策とその理念
〔事例:法制度と施設職員の役割―法律・制度と現実の狭間で〕
1 現代の障害者福祉政策の展開とその理念
1 障害者福祉施策の展開過程
2 障害者福祉施策とその理念
2 精神保健福祉施策とその課題
1 精神障害者の生活を妨げる構造的課題
2 戦後の精神医療施策がもたらした瑕疵
3 精神医療における人権侵害
4 高齢化した長期入院者の処遇
5 障害者の社会参加を妨げる障害者自立支援法
6 社会参加のための新たな雇用の創出
3 障害者の生活支援の法体系とサービス体系
1 障害者の生活問題に対する法体系
2 障害者の生活支援の制度・サービス
3 障害者自立支援法の仕組みとその課題
4 障害者福祉の新展開―介護保険モデルを志向する政策動向をめぐって
1 サービス利用過程モデル
2 支援費制度と介護保険制度
3 介護保険モデルを志向する政策動向
○学びのオリエンテーション
介護と介護制度
第5章 障害者福祉の専門職の課題―施設・地域生活支援の中で―
〔事例:障害者生活施設、ある日の業務日誌〕
1 障害者厚生援護施設のケア―身体障害者療護施設から―
1 身体障害者療護施設と職員の役割
2 施設における介護とは
2 施設職員の役割―当事者主体と自己決定
1 当事者主体・自己決定と施設現場
2 何のための当事者主体・自己決定なのか
3 自己決定のパラドックス
4 問われる職員の役割
5 究極のパターナリズム
6 自己肯定し自尊感情をもつ存在として
3 障害者福祉の「専門職」とその課題
1 障害者福祉の「専門職」―脱施設化時代の専門職はどうあるべきか
2 専門職と専門性―ソーシャルワーク・ケアワーク・ケアマネジメント
3 「ニード」ではなく「願望」に基づくソーシャルワークをめざして
○学びのオリエンテーション
当事者運動・自立生活センター・ピアカウンセリング
第6章 障害者福祉の関連領域―連携と関連性の中で―
〔事例:福祉工学、アダプティブテクノロジーの効果―K.I.さんの事例〕
1 教育と福祉との連携
1 特別支援教育体制への転換と社会福祉における改革
2 教育と福祉の連携の可能性
2 リハビリテーション医療
1 はじめに
2 リハ医学とは
3 リハチーム
4 リハチームモデル
5 入院リハの実際(医療・リハチームによる包括的治療)
6 地域との連携
7 おわりに
3 障害者の就労支援制度と課題
1 現在の雇用・就労支援制度
2 日本の雇用促進制度
3 就労支援センターにおける実践
4 「がんばって」といわなくて良い支援体制の確立をめざして
4 福祉用具と支援技術
1 はじめに
2 福祉用具
3 支援技術
4 支援技術の重要な視点
○学びのオリエンテーション
「統合」教育をめぐって
第7章 障害者福祉の課題と展望
〔事例:障害者の権利条約採択―2006年8月25日の熱狂と2006年12月13日の静寂〕
1 障害者福祉の展開と障害当事者運動の役割
1 障害者運動とは
2 戦後初期の障害者運動
3 高度経済成長下の障害者
4 当事者運動の役割
5 社会福祉基礎構造改革と国際化と
6 障害者福祉の課題と障害者運動
2 脱施設の構造と展望
1 脱施設の前史
2 障害者施設の体系化と脱施設の必然性
3-1 海外に学ぶ(1)スウェーデン
1 はじめに―ノーマライゼーション思想が生まれた国
2 主な障害者関連法の整理
3 スウェーデンの障害者サービス―「社会サービス法対象者」と「LSS法対象者」
4 法律の遵守を確実にする―障害者オンブズマン
5 おわりに―スウェーデンの障害者福祉の特徴
3-2海外に学ぶ(2)アメリカ―自己決定運動と自己決定/受給者本位モデル
1 自己決定運動
2 自己決定/受給者本位モデル
3 個別会計
4 知的障害者の主体的な地域生活のために
3-3海外に学ぶ(3)アジアを中心とした開発途上国の障害者
○学びのオリエンテーション
障害者の性―フランス映画「ナショナル7」が問いかけること
エピローグ―私の夢
障害者福祉年表