序章 高齢期におけるきょうだい関係
1 高齢者を取り巻く現代社会状況
2 高齢者を取り巻く人間関係状況ときょうだい関係
3 本書の目的
第Ⅰ部 家族発達ときょうだい関係への研究視点
第1章 「静態的」研究から「動態的」研究へ
1 はじめに
2 「静態的」きょうだい研究の展開
3 関係性の変化とコンテクストへの注目
4 家族コンテクストときょうだい関係
5 「動態的」きょうだい研究への課題
第2章 ライフコースアプローチとネットワークアプローチ
1 関係性の変化は何によって引き起こされるのか
2 人間関係の再編成期としての高齢期
3 高齢者にとっての「成熟」と「関係性の歴史」
4 コンボイネットワークモデルの提示
第Ⅱ部 高齢期におけるきょうだい関係の実証研究
第3章 研究の概要と対象者のスケッチ
1 量的・質的両面からのアプローチ
2 質問紙調査の概要と対象者
3 サンプル属性
4 事例調査の概要ときょうだいデータセット
第4章 高齢者のきょうだい関係の実態
1 見過ごされてきた高齢者の家族:きょうだい
2 高齢者のきょうだい関係はどのように捉えられてきたのか
3 きょうだい関係の実態と諸要因との関わり
4 きょうだいとの接触・サポートを規定する要因
5 きょうだいとの接触・サポートの特徴
6 時間と環境がつくるきょうだい関係
第5章 高齢者の主観的幸福感ときょうだい関係
1 「豊かな老後」と生きがい対策
2 高齢者の主観的幸福感
3 老化の受け止め方・精神的な安定性・孤独感と満足感
4 「親族か友人か」から「きょうだいも友人も」へ
5 「関係性の歴史」への注目
第6章 高齢期におけるきょうだい関係の活性化
1 高齢期家族の多様化
2 きょうだいデータセット
3 関係活性化の要因:事例分析
4 2つの中核的要因:幼少期の関係と危機的ライフイベント
第7章 「関係性の歴史」
1 時間による関係醸成プロセス
2 「関係性の歴史」の共同制作者と合同インタビュー
3 個人のライフコースと「関係性の歴史」
4 高齢期への移行と「関係性の歴史」
5 高齢者にとっての「関係性の歴史」とその意味
終 章 老いと成熟をめぐる新たな視点
1 「関係性の歴史」が明らかにしたもの
2 サクセスフルエイジング論再考
3 諦念・成熟・自己受容
4 成熟とコンボイネットワーク
5 高齢期における社会化のゆくえ