序 章 現代という時代の病理について
第1章 棄てられた少年たち―非行と社会的排除
1 「現代型」非行と「古典型」非行
2 「古典型」非行少年の素顔
3 社会的排除の構造
4 「負のまなざし」と社会の受け皿
第2章 自殺を生み出す社会―統計からみえる現実―
1 全体の動向と性差
2 自殺と年齢
3 世代との関連
4 産業・職業構造の変動と自殺
5 1998年以降の増加にとっての典型
6 職場環境における戦後体制の終焉
7 むすびにかえて
第3章 中高年男性の「名もなき問題」のゆくえ
1 「名もなき問題」の所在
2 マイホームの夢
3 顕在化する女の問題
4 顕在化する男の問題
5 男の居場所
第4章 「個性」への渇望―青少年の「私」と「他者」―
1 はじめに
2 「群」を作る青年たち
3 ひきこもる青年たち
4 飽和する「私」
5 おわりに
第5章 自分探しという物語―臨床の現場から
1 はじめに
2 症例―A子とB子―
3 〈孤〉の感覚
4 食卓、食べるということ
5 フリーズ
6 解離ということ
7 解離の背景にあること
8 女性にさせられていく
9 病気のせい?
10 おわりに?辿りそしてつながる
第6章 リスク社会論からみた児童虐待―Aちゃんはなぜ殺されたのか―
1 はじめに
2 統計からみた日本の児童虐待
3 リスク社会の児童虐待
4 Aちゃんはなぜ殺されたのか
5 おわりに
第7章 施設化という病理―「福祉」のパラドックスとその克服に向けて
1 「福祉」問題の所在
2 福祉への社会学的まなざし
3 アサイラムとスティグマ化
4 脱スティグマ化への実践
第8章 家庭の中の暴力と社会病理―「行動化としての暴力」の脱学習へ―
1 はじめに
2 家庭内暴力の経緯と特徴
3 ケアをめぐる相互作用と暴力
4 関係性を可視化させる―シークエンスとライフスタイル
5 脱暴力的なライフスタイルへの臨床社会的な援助
6 「個人化するリスク」をこえて―なお、社会病理を語ることの重要性―
7 おわりに
補 章 更生保護制度改革のゆくえ
1 日本で一番悪化したものは?
2 「更生保護のあり方を考える有識者会議」
3 「最終報告」の提言事項と改革の方向性
4 更生保護制度改革のゆくえ