• 発売日:2014/11/01
  • 出版社:学文社
  • ISBN:9784762024832

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チョウクライロ

チョウクライロ

通常価格 2,035 円(税込)
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商品説明
山形県と秋田県の県境にそびえる霊峰鳥海山の北山麓、秋田県にかほ市に鎮座する金峰神社には、
チョウクライロという神事の舞が伝わっている。

舞のなかでも唱えられる謎のことば「チョウクライロ」はいつ、誰によって、どういう意味で名付けられたのか。
チョウクライロ舞の目的と意味、そして、このふしぎなことばの語源を解明していく。

目次
第一章 小滝金峰神社に響く謎のことば
 一 語源が不明なチョウクライロ舞
 二 チョウクライロの語源説
  (一)「長久生容」語源説 / (二)「長恭蘭陵王」語源説 / (三)「迦陵頻」語源説
 三 何を意味するか七つの舞曲
  (一)陵王と納曽利の面で舞う「九舎の舞」 / (二)なぎなたでしめ縄を切る「荒金の舞」
  / (三)小児六人が舞う「チョウクライロ舞」 / (四)小児四人が剣で舞う「太平楽の舞」
  / (五)翁と媼の面で舞う「祖父祖母の舞」 / (六)納曽利の面で舞う「瓊矛の舞」
  / (七)陵王と納曽利の面で舞う「閻浮の舞」

第二章 小滝金峰神社をとりまく自然と歴史
 一 深い歴史をつづる鳥海山と象潟
 二 奈良時代にはじまる小滝金峰神社
 三 神霊を鎮める聖地の小滝
 四 手長足長は、鬼になったのか
 五 鳥海山・金峰神社をめぐる四つの画期
  (一)七百年代の大和朝廷による軍事侵攻と出羽国建国 / (二)八百年代の天台信仰による異民教化
  / (三)千年代からの修験道の広まりと神の交替 / (四)一八六〇年代に仏教の悲劇

第三章 霊を鎮める宮廷儀式の舞楽
 一 シルクロードを通ってきた楽や舞
 二 立石寺に伝わった四天王寺舞楽
 三 古代の舞を今に伝える林家舞楽
  (一)燕 歩 / (二)三台塩 / (三)散 手 / (四)太平楽 / (五)案 摩
  / (六)二の舞 / (七)還城楽 / (八)抜 頭 / (九)龍王または陵王 / (一〇)納曽利

第四章 チョウクライロ舞は舞楽の曲目か
 一 チョウクライロ舞は舞楽の曲目か
 二 五穀豊穣を祈る田楽舞
 三 鳥海山周辺と各地に伝わる田楽舞の花笠舞
  (一)遊佐町吹浦口之宮に伝わる田楽舞の花笠舞 / (二)遊佐町蕨岡大物忌神社の田楽舞
  / (三)酒田市(旧平田町)新山神社の花笠舞 / (四)鶴岡市高寺八講の花笠舞
  / (五)宮城県栗原市金成白山神社の花笠舞 / (六)東京都北区王子神社の田楽舞の花笠舞

第五章 チョウクライロの語源は何か
 一 龍笛の音の「聞き做し」と舞楽の唱歌
 二 横笛の主旋律が共通する花笠舞
 三 龍笛の「唱歌」で解ける語源の謎
 四 祭法式の舞の唱歌「チョウクライロ」
 五『神事古實記』が伝える真実
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