序 章 現代の教育問題をどう捉えるか
1.現代社会とはどのようなものか / 2.現代の教育問題とはどのようなものか
/ 3.現代の教育問題をどのように解決すべきなのか
第1章 教育をどう捉えるか
1.教育とは何か / 2.集団と自己の自己保存としての教育 / 3.個の形成としての教育
/ 4.公教育のはじまり
第2章 学校制度をどう捉えるか
1.教育の世俗化と制度化(政治・宗教・教育の関係) / 2.教育の制度化(政治と教育)
/ 3.教育の世俗化 / 4.戦前の教育(明治・大正・昭和の教育思想)
/ 5.戦後の教育(新教育,教育制度,審議会)
第3章 教育法制をどう捉えるか―教育の目的・目標規定の分析―
1.教育基本法改正への軌跡 / 2.教育基本法の構成 / 3.教育基本法における教育の目的・目標
/ 4.2007年改正学校教育法における教育の目的・目標
/ 5.教育基本法の教育目的・目標と学習指導要領改訂
第4章 学習指導要領をどう捉えるか
問題の視点
1.子ども(児童・生徒)があくまでも主体であるということ
/ 2.学習指導要領の一般的定義と構造的読み解き / 3.学習指導要領の法的根拠
/ 4.学習指導要領の変遷史から何を学ぶか / 5.新学習指導要領をどう捉えるか(2017年3月告示)
/ 6.今後の課題と展望
第5章 学校をどう捉えるか
1.学校を特徴づける「時間」,「空間」,「人間関係」 / 2.現代の学校改革の動き
/ 3.学校の「時間」,「空間」の問い直し / 4.「学校」という場で学習することの問い直し
/ 5.あらためて、今、「学校」を捉えなおす
第6章 教師をどう捉えるか
1.教師とは何か / 2.教師に期待されていることは何か
/ 3.教師の一日はどのようなものか / 4.より良い教員の確保をどうするのか
第7章 子どもをどう捉えるか
1.子どもを理解する / 2.情報化社会の中で育つ子どもたち―子どもと大人の境界線の揺らぎ―
/ 3.ファンタジーなき時代の子どもたち / 4.子どもの居場所―大人社会の中で育つ子どもたち―
/ 5.大人社会の約束―子どもの権利条約―
第8章 生徒指導をどう捉えるか―いじめ問題の実態と分析―
1.いじめの実態 / 2.「いじめを捉える」とは
3.「いじめ」への分析視角―「いじめの4層構造」を中心に― / 4.いじめと生徒指導
第9章 授業をどう捉えるか
1.授業とは何か / 2.事業の準備・実行 / 3.授業の反省・改善
第10章 教育機器をどう捉えるか
1.教育の情報化 / 2.ICT機器の活用 / 3.ICTの整備と活用 / 4.課題と展望
第11章 家庭、地域との関係をどう捉えるか
1.子どもが抱える問題の多様化・複雑化 / 2.家庭との連携の行方
/ 3.制度化する地域との関係
第12章 学校の安全をどう捉えるか
1.学校安全の歴史 / 2.多種多様な学校安全の活動 / 3.学校安全を困難にさせるもの
/ 4.学校安全のこれから:3つの重要な方向性
第13章 異文化理解をどう捉えるか―教室の国際化と外国につながる子ども―
1.空っぽのお弁当箱 / 2.教室の「国際化」 / 3.「外国につながる子ども」と異文化理解
/ 4.一人ひとりに応じた指導・支援を
第14章 教職の学びをどう捉えるか
1.教師のイメージ / 2.教師生活の実際 / 3.教師にとって大切なこと
/ 4.教師にめざすあなたへ / 5.教師とは
資 料
索 引