はじめに
序 章 新グローカル時代のESDと社会教育・生涯学習
序-1 ESDと生涯学習と社会教育と / 序-2 社会教育の理解
/ 序-3 生涯学習時代に / 序-4 「持続可能で包容的な」将来社会へ
第1章 社会教育の「自由」を考える
1-1 公民館における政治的中立性はどう解釈されるのか
/ 1-2 「九条俳句」訴訟にはどのような意義があったのか
/ 1-3 九条俳句訴訟は社会教育に何を問いかけたのか
/ 1-4 これから「社会教育の自由」はどう語られるのか
第2章 地域社会教育実践の展開
2-1 専門職員・関連職員・地域住民の協同で創る地域社会教育実践 / 2-2 自己教育活動の展開過程
/ 2-3 「学習弱者」への支援から協同実践へ
/ 2-4 生涯学習の構造化と計画化:地域生涯教育公共圏の形成
第3章 市民はどのように学ぼうとしたのか
3-1 「自己教育運動」とは何か / 3-2 「自己教育運動」の誕生と展開
/ 3-3 自己教育運動の自覚化と公的社会教育 / 3-4 自己教育運動の現在とこれから
第4章 貧困や社会的排除に抗する学び
4-1 社会的排除と子ども・子育て / 4-2 地域ぐるみの子育て運動の展開
/ 4-3 子育て運動と子どもの貧困対策 / 4-4 子どもが育つ地域をつくる
第5章 環境問題に向き合う学び
5-1 社会問題としての環境問題 / 5-2 公害にみる問題把握の困難性と可視化
/ 5-3 記憶の共有と継承 / 5-4 持続可能性の実現に向けて
第6章 地域づくりを育む社会教育・生涯学習
6-1 地域づくりと社会教育をめぐる課題
/ 6-2 地域住民と地区常駐職員との協働に基づく地域づくり〜松本市の場合〜
/ 6-3 地域調査・学習を通して,持続可能な地域を創る〜望月町の場合〜
/ 6-4 住民主体の地域づくりを支える社会教育・生涯学習に向けて
第7章 リスク社会におけるレジリエンスを高める学び
7-1 津波被災地の地域コミュニティの学びと実践 / 7-2 水害被災地の住民自治組織における学びと実践
/ 7-3 社会教育施設における新型コロナウイルス感染症への対応 / 7-4 レジリエンスを高める学び
第8章 協同実践で拓く学び
8-1 SDGs時代の社会教育 / 8-2 労働者協同組合法の成立と持続可能な地域社会
/ 8-3 地域住民との協同で創り出す交流拠点「篠路まちづくりテラス和氣藍々」
/ 8-4 協同実践で拓く社会教育の可能性
終 章 ポストコロナにおけるアクティブ・シティズンシップと生涯学習・社会教育
終-1 パンデミックは新グローカル時代の「持続可能な発展」に何をもたらしたか
/ 終-2 アクティブ・シティズンシップを支えるESDとしての生涯学習・社会教育
/ 終-3 アクティブ・シティズンシップに向けた社会教育を生み出す専門職
/ 終-4 ポストコロナ時代の社会教育・生涯学習へ
おわりに
関連資料(社会教育法/持続可能な開発のための教育(ESD)に関するベルリン宣言)
索 引