はじめに―世界をひらく協働探究
序章 協働探究がひらく世界
1 探究的な学びの時代へ
2 希望の物語としての「協働探究」
3 つながるまなざしが生む自分軸としての錨と学校園文化
第Ⅰ部 すべては「好き」から始まった―幼稚園での探究
第1章 「好き」から広がる宇宙遊び~年中児から年長児~
1 ロケット作りから宇宙の世界へ(年中組1~2月)
2 あふれる宇宙愛(年長組4~6月)
3 感動体験から宇宙愛がさらに広がる(年長組6~7月)
第2章 「好き」が広がり,世界をひらく―福井大学教育学部附属幼稚園の実践の意味するところ
1 福井大学教育学部附属幼稚園への関わり
2 幼児教育・保育に(世界への)「愛」という言葉を持ち込んだ
3 なぜ「愛」という言い方を用いるのか
4 好きであることからの予感としての普遍化
5 持続する好きになっていく
6 園空間におけるいくつもの小さな謎
7 「安心空間」「面白空間」「幸せ空間」である園
第Ⅱ部 好きな「遊び」から教科の「学び」へ―「科学する心」の成長
第3章 ツバメと共に生き,ツバメに問う~4年生~
1 ツバメへの思いが芽生える
2 「ツバメはどのように生きているのか」を再び問う
3 ツバメが紡ぐ学びのつながり
第4章 0からつくる味噌汁プロジェクト~7年生~
1 問いを形にする
2 畑で食べ物を作ろう
3 しくみを解明する
第5章 科学する心の芽生えと成長
1 宇宙遊びと科学する心の関係性
2 科学する心を支える教師像
3 幼稚園,義務教育学校全体で子どもたちの育ちを支える
第6章 幼児期の「好き」が教科の学びにつながる
1 環境と呼応し相互作用を通して学ぶ,というつながり
2 子どもの学びの見取りと探究のデザイン
3 教科を越えて
第Ⅲ部 プロジェクト学習の可能性―多様性と包摂性の壁を乗り越える
第7章 子どもたちの思いが学びを深める社会創生プロジェクト
1 子どもの思いが「時間」と「空間」をつくる
2 個の思いを集団の思いへ,そして協働へ
3 協働探究による自己とコミュニティの成長
4 協働探究の中で発揮される「自分らしさ」
5 異質な他者との協働による学びの深まり
第8章 地域と子どもが協創する公園リニューアルプロジェクト~3年生~
1 次年度に向けて膨らむプロジェクト構想―地域の人と仲良くなりたい
2 地域の方との出会い,高まる発意
3 私たちにできることは何か?―地域と共に
4 ふれあい公園リニューアルに向けて
5 一人ひとりの個性が発揮されたリニューアルイベント
6 ふれあい報告会に向けて―感謝の思いを伝えたい
第9章 畑から「学び」を学ぶプロジェクト~7年生から9年生~
1 105人で達成したいことを決めよう
2 農業を探究するプロジェクト
3 省察し未来へとつなぐプロジェクト「伝えるプロジェクト」
第10章 互いを認め生かし合う学びの価値
1 個の思いが共の学びへ
2 学校と地域が学び合う
3 多様な声が紡ぐ共創のプロセス
4 3つの実践が提起していること
第Ⅳ部 共に学びを創る子どもと教師―教育観転換のプロセス
第11章 「教育観」「子ども観」が変容していく教師
1 子どもに寄り添うということ
2 語り合い,学び合う
3 学びを支える環境づくり
4 子どもの育ちを長期的な視点で捉える
5 子どもと共に学び続ける教師へ
第12章 協働探究者になる子どもと教師
1 子どもと学びを語る
2 協働探究者に―「教える」「教えられる」の関係を超えて
第13章 12年間の協働探究の価値を共有することの意味
1 協働探究を価値づけし,共有する校園長通信「Learning Stories」
2 12年間の学びのつながりを捉える教師集団へ
第14章 「協創する専門職」としての教師エージェンシー
1 現代の教職に至るまでの道のり
2 協創する専門職としての教師
終章 多様な論理的思考力を育む
1 主体性(幼児期の遊びはブリコラージュである)
2 ブリコラージュが幼児の蓋然的推論を鍛える(行動して確かめる)
3 未知な世界への探究を可能にするアブダクション(問いが生まれる)
4 アナロジーが豊かなアブダクションを実現する(「同じ」が飛躍を生む)
5 仮説を演繹と帰納によって実証する(仮説倒れにならない論理的な遂行力)
6 科学的思考力と物語的思考力
おわりに