はしがき
第1部 三木清『人生論ノート』の余白を埋める
はじめに 活動的哲学者の軌跡
――『近代日本思想選 三木清』を読む
1 近くて遠い『人生論ノート』
――五つの不思議
2 〈死者のリアリティ〉が思想の伝統を創出する
――死者と生者の世代をつなぐコミュニケーション
3 戦争のリアリティーと三木清の死生観
――戦争の足音を聞きながら綴った平和への想い
[対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅰ)
第2部 三木清『人生論ノート』の現在・過去・未来
はじめに 『人生論ノート』の読み方
1 『人生論ノート』の戦中と戦後
――時代を映す鏡としての役割
2 近代日本哲学の中の『人生論ノート』
3 日本と近隣諸国の〈共生〉を理念に掲げた三木の苦闘
――民族相互の秩序・希望・個性を尊重する思索
4 『人生論ノート』と俗流心理学の興隆
5 「虚無からの形成」を支える「超越的」な拠点
――『人生論ノート』から「新しい日本の哲学」へ
[対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅱ)
おわりに
資料編
1 『人生論ノート』の解説と評価(変遷史)
河上徹太郎 谷川徹三 桝田啓三郎 清水幾太郎
中島健蔵 佐古純一郎 藤原定 串田孫一
2 『人生論ノート』関連年表(成立と流布)