はじめに
序 章
1 「私とは何者か」──超越性をもつ自己
第Ⅰ章 科学探求を支える超越の自己
1 科学理論の探求と前提としての超越の〈私〉
2 大脳の神経細胞活動の研究からの〈私〉の考察
3 科学探求の根底にある自己同一律
第Ⅱ章 超越の自己の根拠である神
1 超越の〈私〉の根拠は神
2 神とはどのような存在か
3 エッセに開かれたエンスとしての私
4 エッセなる神の特性
第Ⅲ章 愛の神を示したイエスと人間のエゴイズム
1 神は最初から無条件の愛そのものである──放蕩息子のたとえから学ぶ
2 エゴイズムと罪の問題──創世記から学ぶ
3 「道であり、真理であり、命である」イエス・キリスト──ヨハネによる福音書から学ぶ
4 復活のイエスは神のエッセの現
終章 ペルソナとしての自己とアガペの生き方
1 ペルソナである人格の〈私〉
2 神のアガペの愛に応える私たちの生き方