プリツカー建築賞を受賞した9名の日本人建築家の思想と実践を、国際的視点から読み解き、各建築家の代表的な建築作品、建築家解説、展示解説をまとめた展覧会公式書籍。
本文は日英バイリンガルでの併記。
丹下健三や槇文彦の研究で知られる建築史家から、都市理論や社会批評に通じた現代の論者まで、第一線の専門家が建築家解説を執筆。
あえて日本人以外の論者を中心に構成することで、日本建築の本質と革新性を外からの眼差しで照射し、その国際的意義を多角的に浮かび上がらせます。
日本在住歴を持つ執筆者も多く、国内読者の理解と国際的発信力を両立させます。
総論では、なぜ日本からこれほど多くのプリツカー建築賞受賞者が生まれたのかを制度的・文化的観点から分析し、日本建築の創造性と世界との関係を問い直す一冊となるでしょう。
<目次>
建築家プロフィール/建築家相関図/総論「プリツカー建築賞と日本──なぜこれほど多くの建築家が選ばれたのか」/丹下健三/槇文彦/安藤忠雄/SANAA:妹島和世+西沢立衛/伊東豊雄/坂 茂/磯崎新/山本理顕/プリツカー建築受賞者一覧/建築祭概要/他