序 章 なぜ女性はパートタイム労働を選択するのか
1 女性の就業意識の変化と現状
2 パートタイム労働とジェンダー規範
3 ジェンダー規範の意識と実態の差
4 分析方法
5 本書の構成
第1章 パートタイム労働を理解するために
1 パートタイム労働への視点
2 パートタイム労働への関心
3 生活時間調査が示すもの
4 本書の意義
5 分析の視角
6 分析対象の設定
第2章 パートタイム労働をめぐる政策動向と課題
―「パートタイム労働法」から「パートタイム・有期雇用労働法」までを中心に―
はじめに
1 パートタイム労働をめぐる法整備
2 残された課題
第3章 既婚女性のパートタイム労働:実態と政策の推移
―「婦人労働の実情」を題材として―
はじめに
1 「パートタイム労働」の定義
2 半世紀を通して
第4章 生活時間からみたジェンダー規範と働き方
はじめに
1 「労働時間」の変化と働き方
2 考 察
第5章 パネルデータからみた有配偶女性の働き方
はじめに
1 「消費生活に関するパネル調査」の概要と特徴
2 仕事時間と家事・育児時間に関する分析
3 有配偶女性の就業形態の分布
まとめ
第6章 1994年から2015年の正社員とパート・アルバイトの賃金の推移
はじめに
1 1994年から2015年までの正社員とパート・アルバイトの賃金の推移
2 2007年「パートタイム労働法」改正の影響
まとめ
終 章 変わる働き方、変わらない女性の役割
―パートタイム労働とジェンダー平等―
1 変わらないジェンダー規範
2 パートタイム労働の課題
3 多様な働き方とジェンダー平等
まとめ―多様な働き方への実現にむけて―