園芸の楽しみ方をテーマや種類別に伝える「栽培の教科書シリーズ」。その第9弾はアガベ・チタノタ!近年流行しているビザールプランツのなかでも代表的な存在で、その個性的な姿に魅せられるファンが増えています。中米の荒野に自生する多肉植物のアガベ・チタノタ(オテロイ)は肉厚の葉と、棘や鋸歯(葉の周りにある切れ込み)が特徴で、その荒々しい姿が魅力。鋸歯の面積や棘の形状、葉の色合いや形などに違いがあり、それぞれ特徴の際立つ選抜株に名前がつけられて流通しています。
本書ではこれらのネームド株を有名種から最新種まで取り上げ、カタログ形式で掲載し、それぞれの個性を解説。育成の方法や繁殖の方法などもわかりやすくガイドします。さらに、チタノタ以外のアガベも紹介するほか、アガベの生産者や育成を楽しむ愛好家のレポートも掲載。アガベ・チタノタに興味をもつすべての人にお届けする充実の一冊です。