はじめに …… 011
第1章 本の「海賊」と独占 …… 017
「海賊」出版者ドナルドソン/ドナルドソン書店のカタログ/独占出版者ミラーの評判/一八世紀イギリスの司法/両者のいいぶん
第2章 コピーライトに群がるひとびと …… 053
コピーライト法ができるまで/「アン法」の中身/書店主たちの戦争/ドナルドソン、ロンドンへ/永久コピーライト派の勝利
第3章 一九日間の法廷闘争 …… 098
ドナルドソンの戦略/闘いは上院へ/開廷/五つの質問/沈黙と大演説/逆転/ジョンソンの見方
第4章 スコットランドの「悪徳な知」の系譜 …… 153
スコットランドの運命の石/イングランドとの合邦/教会と識字率/出版業の隆盛/詩人ラムジー/エジンバラへ/『優しい羊飼い』/ラムジーの貸本業/蔵書のゆくえ
第5章 現代への遺産 …… 206
画家ラムジーのネットワーク/法律家たちの晩年/ドナルドソン書店のその後/裁判がもたらしたもの
エピローグ …… 228
旧版のおわりに …… 235
新版へのあとがき …… 251
註
参考文献
索引