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ポストヒューマン時代のコミュニケーション学

ポストヒューマン時代のコミュニケーション学

石黒 武人 (編集)
柿田 秀樹 (編集)
松島 綾 (編集)
通常価格 2,970 円(税込)
通常価格 セール価格 2,970 円(税込)
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商品説明
人間以後のコミュニケーションとは何かーー
モノを中心に据え「人間」以後の〈コミュニケーション〉を考えるために

アクターネットワーク理論、修辞学、唯物論、物質的フェミニズム、対話論、表象文化論、マルチスピーシーズ民族誌、存在論的人類学、レトリック批評、視覚レトリック論、映像記号論、メディア文化論、観光コミュニケーション論、ツーリズム研究、オタク文化論、医療・介護コミュニケーションなどの観点から、ボール、パソコン、書物、突風、貝殻、砂粒、アンドロイド、身体、自然、ChatGPT、絵画、地図、展示館、臓器、顕微鏡、うちわ、料理、ぬいぐるみ、ペット、幽霊、不可視で崇高な存在など多様なモノと主体の関係から〈コミュニケーション〉を論じる最新テキスト。


著者紹介

石黒 武人*
所属:立教大学異文化コミュニケーション学部教授
担当:まえがき, 1章

谷島 貫太
所属:二松学舎大学文学部准教授
担当:2章

奥野 克巳
所属:立教大学異文化コミュニケーション学部教授
担当:3章

菅野 遼
所属:昭和女子大学 国際学部 非常勤講師、青山学院大学 経営学部 非常勤講師
担当:4章

森田 系太郎
所属:立教大学大学院社会デザイン研究科兼任講師
担当:5章

小坂 貴志
所属:東京国際大学言語コミュニケーション学部教授
担当:6章

藤巻 光浩
所属:フェリス女学院大学文学部教授
担当:7章

柿田 秀樹*
所属:獨協大学外国語学部教授
担当:8章

松島 綾*
所属:立命館大学産業社会学部教授
担当:9章

塙 幸枝
所属:成城大学文芸学部准教授
担当:10章

齋藤 光之介
所属:立教大学観光学研究科観光学専攻博士課程後期課程
担当:11章

藤野 陽平
所属:慶應義塾大学文学部教授
担当:12章

宮脇 かおり
所属:桃山学院大学社会学部准教授
担当:13章

五十嵐 紀子
所属:新潟医療福祉大学教育・学生支援機構教授
担当:14章

松本 健太郎*
所属:獨協大学外国語学部教授
担当:15章

中西 満貴典*
所属:元岐阜市立女子短期大学教授
担当:あとがき
目次
まえがき

第I部 ポストヒューマン時代を考えるための視点

第1章 モノの多層的な次元と生成される「主体」
ミシェル・セールの準-客体を中心に 石黒武人

1 モノと人間の連なりから生まれる「主体」
2 多層的な次元のモノとインターセクショナリティとの邂逅
3 モノの主題化を通じて得られるコミュニケーションの地平

第2章 書物の社交性について
ジュネットのパラテクスト論とアクターとしての書物 谷島貫太

1 はじめに
2 ジュネットのパラテクスト論
3 アクターとしての書物
4 まとめ

第3章 ティム・インゴルドによるモノの世界
「存在論的」人類学とモノの寓話 奥野克巳

1 「存在論的」人類学とマルチスピーシーズ人類学
2 インゴルドの存在論とマルチスピーシーズ人類学の見立て
3 インゴルドにとって「人間以上」とは何か
4 風と塚の寓話
5 川と木の寓話
6 モノの寓話を自由に語る

第4章 修辞学の人類学的機械
1964-1965年万国博覧会とアンドロイド・リンカーン 菅野遼

1 ディズニー博物館とアンドロイド・リンカーン」
2 新しい唯物論と修辞学
3 ウォルト・ディズニーと1964-1965年万国博覧会
4 機械/生命、話すもの/生きるもの/修辞的人間/修辞の魂

第5章 〈超身体性〉の可能性
物質的フェミニズムの地平 森田系太郎

1 はじめに:エコクリティシズムの4つの波
2 物質的フェミニズムの登場
3 〈超身体性〉という鍵概念
4 〈超身体性〉の社会的実践への接続

第6章 対話論に見るモノの概念
ブーバーの「我とそれ」、バフチンの「モノ化」と対話型AI 小坂貴志

1 対話論とは何か
2 「それ」とは何か:ブーバーの対話論より
3 モノ化とは何か:バフチンの対話論と対話型AI
4 むすび

第II部 事例から考えるポストヒューマン時代のコミュニケーション論

第7章 尖閣諸島と地図上の「領土」
領土・主権展示館のリニューアルに寄せて 藤巻光浩

1 はじめに
2 地図の持つ政治性
3 二つの主権概念の衝突
4 地図使用と主権概念のゆらぎ
5 不分割の主権概念のゆらぎ」
6 主権と宣伝・展示の関係

第8章 モノとエナルゲイア
17世紀オランダ芸術論における情動のレトリックと崇高 柿田秀樹

1 はじめに:崇高と神の表象不可能性
2 崇高のレトリックにおけるエナルゲイア
3 《エマオの晩餐》の光と現前するモノ

第9章 研究対象のモノとしての身体
NHK『ヒューマニエンス 40億年のたくらみ』における身体の表象 松島綾

1 はじめに
2 番組と番組空間の設定
3 記号化、細分化される身体
4 身体細部への眼差し
5 謎を生む身体
6 不可視な身体
7 おわりに

第10章 モノを紐帯としたアイドル-ファンの関係
うちわを介した「ファンサ」をめぐるコミュニケーション 塙幸枝

1 はじめに
2 「うちわを振る」という行為
3 「うちわを自作する」という行為
4 「うちわを撮る」という行為
5 おわりに

第11章 ポストコンテンツツーリズムにおける現実と虚構をつなぐモノたち
『ゆるキャン△』から考察する「グッズ」と表象の混淆 齋藤光之介

1 はじめに
2 構築される観光としてのコンテンツツーリズム
3 「モノ」と出会う場としてのアウトドアショップ
4 アニメグッズにおける「真正性」のハイブリッド
5 結びにかえて:現実と虚構を往還する営み

第12章 アイヌ料理を食べてアイヌになる
食文化を通じて獲得するエスニック・アイデンティティ 藤野陽平

1 はじめに:食文化、民族アイデンティティ、そしてマイノリティ
2 メディアを通じてカノン化するアイヌ料理
3 今夫妻とケラピリカ、そしてAYNU BASE
4 食を通じて世界を見る
5 食文化を継承する:アイヌ食文化調査
6 おわりに:食文化から起こすカノン化に抗うダイナミックな革命

第13章 ぬいぐるみは語る
ぬいパシーと無意識の情動 宮脇かおり

1 はじめに
2 ぬいぐるみとは何か
3 ぬいパシーの様相
4 ぬいぐるみの身体と存在感
5 ぬいぐるみの視線
6 まとめ

第14章 死にゆく身体をめぐる人びとの営み
虹の橋の語り 五十嵐紀子

1 「虹の橋」の語り
2 リアルさが失われた人の死と、リアルなペットの死
3 FIPのりんから学んだ死生学
4 コンティニュイング・ボンドと「橋」のメタファー
5 ペットの医療から考える「死は誰のものか」という問い

第15章 幽霊とのコミュニケーションはいかに〈想像/創造〉されうるのか
そこに関与する「モノ」と「場所」の媒介性に着眼して 松本健太郎

1 はじめに:幽霊との虚構的コミュニケーションを喚起する「モノ」と「場所」
2 実話怪談に含まれる「コミュニケーションの次元」:川奈まり子「納骨の旅」を事例に
3 モノのネットワークがおりなす体験のコンテクスト
4 心霊体験を構成する「モノ=メディア」の重層的ネットワーク
5 結びにかえて

あとがき

事項索引
人名索引
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