- 発売日:2025/09/20
- 出版社:ナカニシヤ出版
- ISBN:9784779518829
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ベジタリアン哲学者の死生学入門
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商品説明
若者のための新しい死生学(タナトロジー)入門
安楽死,尊厳死,脳死,ホスピス,そして動物の死――。「死」が見えにくく,複雑になった現代の,新しい死生学(タナトロジー)入門。好評〈ベジタリアン哲学者〉シリーズ第2弾!
私たちは悩みながら考えながら生きてゆくのです。とは言うものの,悩むことが人生の目的ではありませんし,人生が悩んで終わりというのでもありません。悩み考えるのは,よい人生を送るためです。現実によい人生を送れるように,これから死と生について一緒に考えていきましょう。(本文より)
●著者紹介
浅野幸治(あさの・こうじ)
1961年 兵庫県に生まれる。
1984年 東北大学文学部卒業。
1989年 東北大学大学院文学研究科哲学専攻博士前期課程修了。
1997年 テキサス大学オースチン校大学院哲学科博士課程修了。
現在 豊田工業大学特任准教授。哲学博士(テキサス大学オースチン校)。専攻/哲学・倫理学。
著書 『ベジタリアン哲学者の動物倫理入門』(ナカニシヤ出版,2021 年),『薬学生のための医療倫理 新版』〔共著〕(丸善出版,2021年),『因果・動物・所有──一ノ瀬哲学をめぐる対話』〔共著〕(武蔵野大学出版会,2020年),『いまを生きるための倫理学』〔共著〕(丸善出版,2019年),H・スタイナー『権利論──レフト・リバタリアニズム宣言』〔翻訳〕(新教出版社,2016年),他。
安楽死,尊厳死,脳死,ホスピス,そして動物の死――。「死」が見えにくく,複雑になった現代の,新しい死生学(タナトロジー)入門。好評〈ベジタリアン哲学者〉シリーズ第2弾!
私たちは悩みながら考えながら生きてゆくのです。とは言うものの,悩むことが人生の目的ではありませんし,人生が悩んで終わりというのでもありません。悩み考えるのは,よい人生を送るためです。現実によい人生を送れるように,これから死と生について一緒に考えていきましょう。(本文より)
●著者紹介
浅野幸治(あさの・こうじ)
1961年 兵庫県に生まれる。
1984年 東北大学文学部卒業。
1989年 東北大学大学院文学研究科哲学専攻博士前期課程修了。
1997年 テキサス大学オースチン校大学院哲学科博士課程修了。
現在 豊田工業大学特任准教授。哲学博士(テキサス大学オースチン校)。専攻/哲学・倫理学。
著書 『ベジタリアン哲学者の動物倫理入門』(ナカニシヤ出版,2021 年),『薬学生のための医療倫理 新版』〔共著〕(丸善出版,2021年),『因果・動物・所有──一ノ瀬哲学をめぐる対話』〔共著〕(武蔵野大学出版会,2020年),『いまを生きるための倫理学』〔共著〕(丸善出版,2019年),H・スタイナー『権利論──レフト・リバタリアニズム宣言』〔翻訳〕(新教出版社,2016年),他。
目次
はじめに
第1章 死生学とは何か
1 死ぬことを忘れるな
2 ホスピスの普及と死生学
3 第一人称の死
4 私たちの生――意識現象
5 魂について
第2章 安楽死をめぐる倫理問題
1 森鴎外『高瀬舟』――「慈悲殺」は罪か
2 山内事件――安楽死か嘱託殺人か
3 東海大学付属病院事件――「患者の意思表明」はあったのか
4 自発的安楽死と反自発的安楽死
5 非自発的安楽死
6 積極的安楽死と消極的安楽死――「死なせ方」の違い
7 自殺について
8 ヴィクトール・フランクル『夜と霧』――「苦しむことにも意味がある」
9 安楽死の二要件――安楽死が許される理由
第3章 尊厳死という選択
1 カレン・クインラン事件
2 日本尊厳死協会の「リビング・ウィル」
3 看取り――無益な延命措置を始めない
4 積極的安楽死――医師幇助自殺
第4章 脳死は人の死か
――「新しい死の基準」の出現
1 ハーバード大学特別委員会
2 心臓死――死の「古い」判定基準
3 脳死の意味――人格の消滅
4 有機体統合体説――統合性が失われたときに人は死ぬ?
5 臓器移植――死の判定基準の変更との関係
6 和田心臓移植事件
7 臨時脳死及び臓器移植調査会――臓器移植法の成立へ
8 臓器の移植に関する法律(一九九七年)――自己決定権の重視
9 移植用臓器の需要と供給――臓器が足りない
10 改正臓器移植法(二〇〇九年)
11 オプトイン(Opt-in)方式とオプトアウト(Opt-out)方式
12 最後に――考えるべき問い
第5章 ホスピスの現在とこれから
――死の苦しみを和らげるために
1 現今の状況
2 死に場所――日常から消えた死
3 延命主義――死は医療の敗北?
4 生活の質――「長さ」から「質」へ
5 四つの痛み
6 全人的な痛み
7 全人的な世話
8 在宅ホスピス――自宅という場所のもつ力
9 ホスピスの普遍化――ホスピス的な視点とは何か
10 死の受容過程――ロスの五段階説
第6章 私たちの命が置かれた状況
1 芥川龍之介『河童』―「僕は生まれたくはありません」
2 生まれてしまっている以上、死なねばならない
3 自分ではどうにもできないこと
4 自分で自由にできること
5 人生の指針―伝統宗教にみるヒント
第7章 何のために生きるのか
――「よい人生」とは何だろう
1 手段的行為と価値的行為
2 よく生きる――幸福
3 幸福の四つの構成要素
4 本当の幸福
第8章 幸福とは何か(その1)
――自己実現か? 欲求の実現か?
1 自己実現――自分の可能性を開花させる喜び
2 アリストテレス――人間の能力とは何か
3 ヌスバウム――一〇の潜在能力
4 人間開発指数――経済以外の幸福を測る
5 相対的貧困
6 快楽説――功利性の原理
7 快楽計算――快楽の量は測れるか?
8 限界効用逓減の法則――快楽はだんだん減っていく
9 経験機械――にせものの快楽?
10 欲求実現説
11 利他的な行為――弱く小さな快楽
12 あらゆる欲求の実現が幸福か――「愚かな欲求」について
第9章 幸福とは何か(その2)
――そして私たちはどう生きるべきか
1 真・善・美
2 自己実現
3 その他――価値的行為および幸福の四つの構成要素
4 好ましくない欲求――他人の行為についての欲求
5 いかに生きるか
第10章 動物のこと
――最後に「第三人称の死」を考える
1 犬や猫、鳩やカラス
2 惻隠の情――あわれみの心
3 殺処分ゼロ
4 永遠のトレブリンカ
5 牛豚鶏の大量虐殺
6 動物実験――3Rの原則
7 3Rの原則を肉食に適用する
8 アメリカ栄養士会の立場――菜食についての見解
9 肉食の合理化
10 日本人の歴史
11 第三人称の死
引用・参考文献一覧
初学者のための文献案内
あとがき
第1章 死生学とは何か
1 死ぬことを忘れるな
2 ホスピスの普及と死生学
3 第一人称の死
4 私たちの生――意識現象
5 魂について
第2章 安楽死をめぐる倫理問題
1 森鴎外『高瀬舟』――「慈悲殺」は罪か
2 山内事件――安楽死か嘱託殺人か
3 東海大学付属病院事件――「患者の意思表明」はあったのか
4 自発的安楽死と反自発的安楽死
5 非自発的安楽死
6 積極的安楽死と消極的安楽死――「死なせ方」の違い
7 自殺について
8 ヴィクトール・フランクル『夜と霧』――「苦しむことにも意味がある」
9 安楽死の二要件――安楽死が許される理由
第3章 尊厳死という選択
1 カレン・クインラン事件
2 日本尊厳死協会の「リビング・ウィル」
3 看取り――無益な延命措置を始めない
4 積極的安楽死――医師幇助自殺
第4章 脳死は人の死か
――「新しい死の基準」の出現
1 ハーバード大学特別委員会
2 心臓死――死の「古い」判定基準
3 脳死の意味――人格の消滅
4 有機体統合体説――統合性が失われたときに人は死ぬ?
5 臓器移植――死の判定基準の変更との関係
6 和田心臓移植事件
7 臨時脳死及び臓器移植調査会――臓器移植法の成立へ
8 臓器の移植に関する法律(一九九七年)――自己決定権の重視
9 移植用臓器の需要と供給――臓器が足りない
10 改正臓器移植法(二〇〇九年)
11 オプトイン(Opt-in)方式とオプトアウト(Opt-out)方式
12 最後に――考えるべき問い
第5章 ホスピスの現在とこれから
――死の苦しみを和らげるために
1 現今の状況
2 死に場所――日常から消えた死
3 延命主義――死は医療の敗北?
4 生活の質――「長さ」から「質」へ
5 四つの痛み
6 全人的な痛み
7 全人的な世話
8 在宅ホスピス――自宅という場所のもつ力
9 ホスピスの普遍化――ホスピス的な視点とは何か
10 死の受容過程――ロスの五段階説
第6章 私たちの命が置かれた状況
1 芥川龍之介『河童』―「僕は生まれたくはありません」
2 生まれてしまっている以上、死なねばならない
3 自分ではどうにもできないこと
4 自分で自由にできること
5 人生の指針―伝統宗教にみるヒント
第7章 何のために生きるのか
――「よい人生」とは何だろう
1 手段的行為と価値的行為
2 よく生きる――幸福
3 幸福の四つの構成要素
4 本当の幸福
第8章 幸福とは何か(その1)
――自己実現か? 欲求の実現か?
1 自己実現――自分の可能性を開花させる喜び
2 アリストテレス――人間の能力とは何か
3 ヌスバウム――一〇の潜在能力
4 人間開発指数――経済以外の幸福を測る
5 相対的貧困
6 快楽説――功利性の原理
7 快楽計算――快楽の量は測れるか?
8 限界効用逓減の法則――快楽はだんだん減っていく
9 経験機械――にせものの快楽?
10 欲求実現説
11 利他的な行為――弱く小さな快楽
12 あらゆる欲求の実現が幸福か――「愚かな欲求」について
第9章 幸福とは何か(その2)
――そして私たちはどう生きるべきか
1 真・善・美
2 自己実現
3 その他――価値的行為および幸福の四つの構成要素
4 好ましくない欲求――他人の行為についての欲求
5 いかに生きるか
第10章 動物のこと
――最後に「第三人称の死」を考える
1 犬や猫、鳩やカラス
2 惻隠の情――あわれみの心
3 殺処分ゼロ
4 永遠のトレブリンカ
5 牛豚鶏の大量虐殺
6 動物実験――3Rの原則
7 3Rの原則を肉食に適用する
8 アメリカ栄養士会の立場――菜食についての見解
9 肉食の合理化
10 日本人の歴史
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