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森澄雄の百句

森澄雄の百句

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商品説明
◆いのちを運ぶ

人の世は命つぶてや山桜


澄雄は思い出を抱いて、桜の咲く吉野を一人で訪ねた。句には「吉野にて─去年元気なりし妻はや今年亡し」という前書きがある。その頃、澄雄は毎年のようにアキ子夫人と吉野をはじめ各地の桜を見て歩いていた。
 「つぶて」は「礫」で、小石を投げること、または小石そのものをいう。「命つぶて」は切ない実感のこもった造語だろう。妻の命が運命の神によって吉野の山に投げられて、その命は「つぶて」のように山中に深く吸い込まれてしまって、もう戻ってこない、という思いである。「命つぶて」に人の世の無常迅速の響きがある。
(本文より)


澄雄が亡くなるのは、平成二十二年八月十八日。九十一年の生涯だった。
運命とは文字通り自らいのちを運ぶことだ、と考える澄雄は、同時代の俳人の誰よりも「人生・人間・いのち」という言葉を口にし、「俳句とは何か、人生とは何か」という真摯な問いを発し続けた。人間探求派的な志向のように思われそうだが、生きることの悲しみや苦しみだけでなく、めでたさやよろしさ、そうしたものを一切合切含めたものが人生であり、それを深い思いで詠むことが俳句なのだ、というのが、自らが育った人間探求派を超えようとした澄雄の姿勢であった。それは、底の浅い人間賛歌や自己愛的な詠嘆とも違うものだった。
澄雄は「ぼくはいつも懸命に自分の俳句の世界を追いつめながら仕事をしてきました」と語り、また「ひとつひとつの句集に自分で新しい世界を作るように努力してきました」と喜寿の頃の講話「ふっと吐いたひと息」で振り返っている。
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