• 発売日:2024/11/26
  • 出版社:幸書房
  • ISBN:9784782104880

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随想 石油産業を歩いてみて —石油の価値とノーブル・ユース—

随想 石油産業を歩いてみて —石油の価値とノーブル・ユース—

通常価格 1,650 円(税込)
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商品説明
 筆者は,1973 年~2010 年までの38 年間,石油産業の調査・分析に従事し、良き同僚と,知己に恵まれた.石油問題は,OPEC 情勢,中東情勢,海事産業,オイルマネーの運用を通じた国際金融問題,エネルギー政策,地球環境問題等々,様々なテーマに発展する契機を含んでいるため,先入観なしで対象に向かうことを心掛けていれば,飽きることがない面白いテーマであると思います.
 筆者の問題意識の中心は,「あり得べき石油の価格と価値」の見極めと「石油の正しい使い方」にあるので,本書は第1章「石油の価格と価値」で始まり,第10章「石油のノーブル・ユース」で終わるという構成です。また、あとがきには,原油タンカーの乗船時の感想を付け加えました.
 石油価格は第二次世界大戦後,バレルあたり約2 ドルから2008 年には147 ドルまで大きく変動しました.需給環境や政治情勢等の影響で,時に高騰,時に下落しましたが,石油の価値の評価はこの間どのように変わったのでしょうか.また,地球温暖化対策への取り組みが人類にとって喫緊の課題となっている今日,人類は石油とどのような付き合いをすべきなのでしょうか.
 国際社会の中で,それぞれの国家間の利害調整という観点からは,化石燃料であれ,再生可能エネルギーであれ,それぞれが持てる資源を最大限有効に活用することを認め合うことが重要であると筆者は考えます。
目次
第1 章 石油の価格と価値 
 原油価格の推移 
 ナーゼル元石油相のこと 
 サウジアラビアの役割 
 ウィンダミア卿夫人の扇 
 戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」の構成 
 ナーゼル元石油相が訴えたこと 
第2 章 日章丸事件再考 
 海賊と呼ばれた男 
 八尋俊介氏との友情 
 日章丸事件の世界史的意義 
 青年は何ものかをさがしつつある 
第3 章 ジャーナリズムの此岸と彼岸―OPEC 総会報道から 
 インドネシアのOPEC 復帰報道
 OPEC バリ島総会 
 タナー記者とのこと 
 記者の育て方の違い 
 時代との格闘 
第4 章 同じ時刻 同じ場所で 
 1986 年7 月
 1993 年11 月 
 翻訳週刊誌の洋の東西 
第5 章 砂漠に消えた石油収入 ―リビアの場合 
 セイフル・イスラム・ビン・カダフィ
 リビアの婦人警官 
 石油産業の中のリビア 
 リビアが関与した国際テロ 
 イヴォンヌ・フレッチャー射殺事件
 グレート・マンメイド・リバー 
  閑話休題:「嵐が丘」と風力発電 
第6 章 ライオンは寝ている 
 ライオンは寝ていた(2017 年2 月) 
 観光立国の頂点に登り詰めた都市国家 
 シンガポールの石油産業
 ラッフルズとシンガポール
 水・環境セミナー(2017 年3 月10 日) 
第7 章 ゴードン将軍とスーダン 
 スーダンの石油事情 
 日本との関係 
 マフディーの反乱とゴードン将軍 
 ハルツーム訪問 
 ゴードンの像と墓所 
第8 章 石油の呪い ―古くて、新しい資源開発の罠 
 資源の呪い 
 石油産業の要素と部門 
 「石油の呪い」説の系譜 
 収奪の星 
 石油の呪い 
 ナイジェリアのこと 
 ガバナンスの重要性 
第9 章 シェル・シナリオ・プラニングの戦略性 
 1992 年のグローバル・シナリオ 
 1992 年策定シナリオの内容 
 2001 年策定のシェルシナリオ 
 シェル社の行動原則 
 日々検証が求められる行動原則 
第10 章 石油のノーブル・ユース 
 石油の用途  
 ノーブル・ユースの意義  
 山田耕作氏の論考 
 「石油に愛を」 
 石油の剰余価値と技術の限界
あとがきに代えて  ホルムズ海峡からマラッカまで―今は漕ぎ出でな
 ホルムズ海峡  
 タンカーの大きさ  
 海賊との戦い  
 マラッカ海峡を航行  
 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな  
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