地獄を経験した希有なコンサルタントが実践する“成長なき時代”を生き抜く方法!
MBA取得により順風満帆な社会人をスタートさせながら、家業の自己破産を経験した著者が、この大きな人生の失敗を糧にコンサルタントとして再起。
自らの倒産、自己破産という教訓を生かして、中小企業経営をどう継続させるか30の鉄則を公開。
『「本屋」は死なない』の著者・石橋毅史が構成を担当。
【解説より】
ビジネススクールの学生は、世間からみると〝きわめて例外的な、上昇志向の強い人種〟であろう。
ファミリービジネスで働く多くの人々は、家族のために自分の能力を最大限生かす人々と考えられる。
CEOになるという野望はさらさらないようである。
そのような人のための〝雇用〟を持続するための〝ロバスト志向の経営〟、それを梶田君は自分の体験から訴えている。
(青木倫一/慶應義塾大学名誉教授、明治大学大学院グローバルビジネス研究科 研究科長&教授)
Chapter1 経営管理の肝
「儲かる商売」を探しているあなたへ
「感度分析」を定着させよう
できるだけ自己資金を用意する
経営=ギャンブルか?
経営指標を作り、共有する
投資は「浪費」である
適正在庫は変動する
「最終処分」が仕入れの要点
わたしはどこまで行けば倒産するかを知っています1
Chapter2 幹部の心得
「社長失格」は一発でわかる
リストラは、まず自分から
すべての社員は、去っていく
「一人」「一人」と向き合う
朝令暮改で、いいんです
決定した者から動け
わたしはどこまで行けば倒産するかを知っています2
Chapter3 組織力のつくり方
常に社内の"異常"を探せ
治療は根っこから
経営内情を隠すな
流行りモノを無視するな
創造力を求められるのは誰か
わたしはどこまで行けば倒産するかを知っています3
Chapter4 資金繰りは一生の友達
資金繰りができても安心するな
その借金に根拠はあるか?
それでも借りるというのなら
入れてから出しましょう
未回収金、粘るか、あきらめるか
あなたの支払いが遅れるとき
赤×1=黒×3
黒字には2種類ある
四半期で見よう、1日でも早く!
あなたの赤字は周りの迷惑
斜陽産業を生きる
あとがきにかえて…